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11/21/2005

31節、覚え書き。

C大阪の躍進(しかし13戦連続無敗って...)は意外でも何でもない。コンセンサスの成熟度は鹿島以上のものがあるだろうし、来るべくして来たチームだろう。何より、昨年の降格争いを生き抜いたメンツがほぼ揃っているし、本当に効率的な補強をしてきていると思う。26節の浦和戦で感じた脅威は錯覚ではなかった。
それにしても森島のトラップは素晴らしかった。トップスピードで前を向いたままぴたりと落とし、一瞬タメて(これがフェイントになってるんだよな)DFをずらし、決めた。よっぽど練習しているのだろう。代表組あるいは定着を狙うプレイヤー全員、これぐらいは朝飯前になってもらいたいものだけど。とくにアレックス!(笑)

今年最後の代表戦が終わった後になって横浜Fマリノスの久保が完全復活を確信させるパフォーマンスを見せつけたのには、ある程度クラブ側の計算もあっただろう。天皇杯もあることだし、もう少し引っ張ってもよかったかもしれない(笑)
先制ゴールのヘディング(ほんと、久保らしい滞空時間)は、おいおい、また腰をいわすぞと心配せずにいられない上体のひねり方をしていたけど、それも杞憂に過ぎなかったようだ。全得点に絡み、存在感を見せつけた。本人には代表アピールの気は一切無かろうが、しっかりジーコは受け止めていたと思う(笑)

J1が1シーズン制になって、とりあえず昨年の実績と層の厚さを鑑みて、今季は横浜、浦和、東京V(笑)が抜け出し、千葉、磐田が追うだろうと2月に予想したのだけど、この時期にこんな混戦になるとは思いもしなかった。面白すぎる。
ただ僕は大阪在住だけど、在阪チームのワンツーフィニッシュだけにはなって欲しくないなと思う。別にあまのじゃくな感慨ではなく。
浦和、千葉、川崎にも十分優勝の可能性は残されているわけで、このタイミングにこんな状況だったら、最後に笑うチームが得るカタルシスというのはちょっと想像もつかない。一時期の磐田のようにぶっちぎりの独走でチャンピオンになる場合の比ではないだろう。
今こんなことを想像しても詮無いけど、逆にもしG大阪、あるいは鹿島が優勝を逃したら、この2チームのどちらかはしばらく救いようのない虚脱感が蔓延するかもしれない。それだけ1シーズンを戦い抜くことがどれだけ大変なことなのか、今しみじみと。

November 21, 2005 in reds |

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Comments

ガンバは逃すと、次のチャンスはかなり先になるのは間違いないです。セレッソには今年3勝1分けなので、これで逆転されたら悔しくてたまりませんわ(^^;

Posted by: カヌ | 22 Nov 2005 01:09:47

>カヌさま
ガンバは今後優勝争いの常連になると思うのですけど。
なにしろユースを含め、底辺の動きが活発ですしね。
それにしても西野さん、本当に歳とっちゃいましたね....

Posted by: kiku | 22 Nov 2005 20:15:52

も来年、Wカップ後には大黒、遠藤、宮本、アラウージョがいなくなる可能性があるんで、建て直しには時間がかかるんじゃないかと。ユースは充実してるのは確かなんだけどねぇ。

Posted by: カヌ | 22 Nov 2005 21:47:03

>カヌさま
アラはともかく、そこまでごっそりってこともないでしょうけど...
その辺のことはクラブも早々に具体的な対策を考えているはずですし(←考えていないことを望む浦和ファンの私)

Posted by: kiku | 23 Nov 2005 09:50:28

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