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03/30/2006

"collected"

Massive Attack の初のベスト盤 "collected" を聴く。聞いた話では、輸入版だったら2枚組の1枚がデュアルCDで何曲もビデオが収録されているらしいのだけど、それが見つからなく、しかたなく国内2枚組盤を購入。MPEG1は新曲1曲しか収められていない。iTunes Music Store で発売されたのと同じ内容だから、倍の値段で購入した事になる。ブックレットがついてきたけど、うーむ....という気分だ。マッシヴ自体の戦略なのだろうけど、フェアじゃないよな。
個人的にはニコレットが歌った "Three" が収められていないのも不満だし。

深夜2時前にもなってお酒飲みつつ酔いつつマッシヴを聴くのもオツ。サマソニに出るらしいけど、大阪にも来るんだったらサマソニ初体験したいな。Collected

March 30, 2006 in music | | Comments (0)

03/27/2006

久しぶりの休日、ジョニ・ミッチェル、Bye bye Blackbird。

久しぶりの休日。昨夜も午前様になったし10時過ぎまで泥のように寝ておけばいいものを8時半に目が覚めてしまいそのまま起きて朝食。『題名のない音楽会』でのプッチーニの特集を見た後、先週の浦和vsC大阪戦をビデオで流しながらブライアン・リンチを大音響で聴く。
闘莉王が恐いのかアレックスはクラブではピリッとしたプレーを見せているのが目立つ。っつうか、ワシントンを始め、前線からのプレスがすごいね。前半開始早々の小野→アレ→ワシントンの小刻みな流れは得点こそ決められなかったものの、快楽だった。
小野が先取点のボレーを決めた後半が始まる前に、会社に行って残した仕事を40分ほどで片付けてからプールに行く。30分ほどアクティブレストのつもりでのんびり泳いだ後、スポーツクラブ休会の手続きをとる。週末にクラブに行って汗を流せるほどの体力はこの3ヶ月ですっかりなくなった。泳ぐだけなら市民プールがあるしね。

1時過ぎに帰宅したらウチの相方はまだ眠っていた。恐るべし。っつうか、うらやましすぎる。
そのまま近所の鍼灸整骨院でマッサージとお灸。背中と腰には効いた感じもするが、脚の重さがいかんともしがたい。再度帰宅して沖縄名物のテビチ(豚足の煮込み)で遅い昼食。レトルトだけど、これは旨かった。ゼラチン質に充ち満ちた食感で、骨の髄までちゅうちゅう吸う。
なんか古いのが聴きたいなとレコードをあさっていると相方のCD棚にジョニ・ミッチェルの "Wild things run first" があるのを発見。聞くと、「だってジョニ・ミッチェルとスティーヴィー・ニックスとマドンナはずっと聴いてきたし」、とのたまう。マドンナが好きだとは知っていたけど、君がジョニ? スティーヴィー・ニックス?
何年の付き合いなのだろう、僕たち(笑)
でも僕に関する情報について彼女が知らないことも多い。別に秘密はないけど、知らないことが多い方がいろいろと先の楽しみが多いんじゃないかと思う。
で、ジョニを聴く。発表当時に一度きりしか聴いたことがなかったアルバムで、そのときはそれほど印象に残らなかったのだけど、あー、いいねこれは。とりあえず今夜は寝しなにこれを聴くことに決める。

夕方、散髪。気がついたら前に切ってから3ヵ月近く経っていた。身だしなみに構っている余裕がないということだよな。仕方ない。まあとりあえずさっぱりした。
TSUTAYA に寄ってルー・ドナルドソンとデューク・エリントンとドン・フリードマンのCDと、アル・パチーノの『ニューヨーク最後の日々』(しかしひどい邦題だね)を借り、ビールを飲みつつDVDを観る。パチーノは退廃を突き進む広報マンを演じている。
ワンシーンの作り込みが丁寧で長いのだけど、メリハリに欠けて冗漫な印象。でもパチーノとキム・ベイシンガーの絡みがセンシブルでせつない。このあたりは二人の力量だろう。
ジョン・ヘンドリックスが "Bye bye Blackbird" を歌い、エンドロールでもなんとリッキー・リー・ジョーンズの同曲が流れたので驚いた。

ゲルマニウムをいれた湯に浸かり、あがった後でマッサージオイルにマジョラムを一滴垂らして脚と肩をマッサージする。明日の朝、楽になっていたらいいな。

March 27, 2006 in life | | Comments (0)

03/23/2006

ブライアン・リンチ、ティートゥリー、長谷部誠。

ブライアン・リンチの "SPHERES OF INFLUENCE SUITE" を聴く。キレのいいラテンジャズ。気持ち的にはくつろぎたいのだけど、案外こういうのもちょっと元気になれていい。極端に睡眠時間が少ないわけでもないけど、15時間以上働く日が休みなしに10日以上も続くとさすがにハイになってきてさ。

Brianlinch



昨夜ウチの相方に、ティートゥリー(ヒノキの匂いだね)のエッセンシャルオイルを1滴だけマッサージオイルに垂らして背中をマッサージしてもらったのがてきめんに効いたので、今夜は相方が寝た後、自分で腰から尻にかけて同じようにマッサージしてみる。効けばいいのだけど。とにかくあちこちに疲労が澱になって溜まっている。

というわけで土曜と春分の日のJリーグも、フルハムに負けたチェルシーのゲームも何も観れていないのだけど、来週のエクアドル戦、長谷部と阿部が呼ばれたらしくて楽しみ。タフさを思えば福西より阿部がいいのだろうし、代表ではさっぱり冴えないアレックスの代わりに茂庭を左SBにして阿部がフリーキッカーとして定着できそうにも思う。長谷部は今の中盤を思えばオプションの域を出ないのかもしれないけど、あの神経の太さに期待して4バックなら2列目に置いても「黄金の」なんたらに比べて何ら遜色はないだろう。とにかくジーコの度肝を抜いて欲しい。

PS. 相方から指摘があり、ティートゥリーではなくてマジョラムでした。これもヒノキのような匂い。どっちも効きますね。

March 23, 2006 in football | | Comments (0)

03/18/2006

浦和とボーダフォン。

忙しいなりにちょっと時間があればネットでふらふらしていたりするのだけど、昨季までのサッカーの熱がなかなか弾けてこなくてさびしい気もする。浦和とチェルシーの戦績は気になって仕方がないかわりに撮りためたVTRを観る気力が湧いてこない。自由になる時間がなさ過ぎるからといえばそれまでだけど。

チャンピオンズリーグで敗れたチェルシーは(おかげで)リーグ戦に専念できるし2連覇はほぼ確実になってきつつあるようで、バルサの攻撃のオプションに比べればそりゃ確かに貧相な面もあるかもしれないけど、成熟はしてきている。現状のオプションの中でロッベンが昨季以上にハマりさえすれば無敵のはずだ。
バラックやエトーなど、移籍加入についていろんな噂が飛び交っているようだけど、できればこのメンツのままでいってくんないかな。ランパードを出してしまうネタも出ているらしいけどそれだけはヤメてくれ。

浦和は小野を下げて長谷部を上げたことで流れが変わった前節を思えば、ほかにどんなオプションが生まれてくるのか想像するだけでも眠れなくなるよな。田中達也が帰ってきたときワシントンのポストプレーから達也がキメて、ワシントンに飛んで抱きつく光景を思うと、なんか、いいなあ(笑)

浦和のメインスポンサーであるボーダフォンがソフトバンクに買収されて、半年から1年後には新ブランドに移行するということだけど、ユニはどうなるのだろう。メインスポンサーとしてもそのまま継続するのなら、ちょっとした金額のスポンサードの可能性もあるのか。アブラモビッチとまではいかなくても、貰えるものは貰っておきたい(笑)
ちなみに僕はボーダフォンを使っていて、このまま移行されるがままにするかどうか、迷っている。現状の端末の魅力のなさがどう変わっていくのか楽しみではあるのだけれど。

March 18, 2006 in reds | | Comments (2)

03/13/2006

『マグノリア』、優しさ。

群像劇というジャンルは好きで、『クラッシュ』を観たいなと思っているうちにアカデミー賞を獲ってしまったものだから正直なところ機会を逸してしまったと感じている。
休日を思いのままに過ごせなくなってしばらくたつけど、今日くらい昼間から疲れた日曜もなかった。いろんなことが積み重なって、もう、映画館に行こう! と夕方チャリを飛ばして『クラッシュ』の目的の回の1時間前にチケット売り場に行ったら既に満員の表示。だから早く観ておくべきだったのに....とかさ。
仕方がないのでもうひとつ観たかった『アメリカ、家族のいる風景』を観ようとさらにチャリを飛ばしたのだけど、上映はさらに1時間先で、もうぐったりして諦める。

帰宅して、まだ観ていなかったポール・トーマス・アンダーソンのマスター・ピース、『マグノリア』を観る。トム・クルーズが出ているということで食指が動かない映画だったのだけど、相方に勧められて借りてきた。これも群像劇。裏切りと、過去を拒絶する主人公たちと、叶えられない救済についての映画。いくつかの血のつながりのあるいくつものエピソードがどう収束して行くのか、それが気になって仕方ないという感じで観ていた。
始まってから2時間半になろうとする頃、エイミー・マンの歌、 "wise up" が突破口になって、登場人物たちは自分がこうしたい、こうありたいと思うそのままに動き始める。
そして空からは蛙が降り始める。
許しを必要としている者たちにあることを教えるために。

ロバート・アルトマンの映画よりは優しさを感じる。

ホスピスを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンが秀逸。

March 13, 2006 in films | | Comments (1)

03/11/2006

リッキー・リー・ジョーンズ。

あまりに忙しくて、よく晴れた土曜の午後らしい土曜の午後を思いのままに過ごすことができなくなってしばらくたつけど、そんな時季もあるよな。たまにはこんな時もあるさ、って。そんなふうに思えばすこしはくつろぐことがきる。お酒が欠かせないのはいうまでもないのだけど。
だからというわけでもなくここ数日は深夜2時前後、マイルスとSpeechとRickie Lee Jones を交互に聴いている。

先日就寝前の音楽について書いたけど、そういえばリッキー・リー・ジョーンズがいたよな。

リッキー・リーの "Girl at Her Volcano" は当初10インチレコードで発売された。大学に行っていた頃、それを持っていた高知出身の酒屋の息子のコレクションをうらやましく思ったことがある。10インチのレコードってある意味ステイタスだった。

その音の記憶にはちょっと刹那的なセンチメンタリズムがまとわりついていて、といってもそれは単にそのアルバムジャケットの写真に喚起されたイメージがもたらすものに過ぎないのだけど(オディロン・ルドン的)、それにしても刹那的に過ぎるセンチメンタリズムでさ。

Rikkiepirates

だからこのアルバムはあえて聴かずに年に2、3度のペースで "Pirates" を聴くのが僕の音楽遍歴的には日常といえるかもしれない。このジャケット写真の方が疲れた気持ちには馴染んでくるように思えて。ちょっとアーバン寄りの下町という感じ。




 

でも実は "Pirates" や "My Funny Valentine" の入っている "Girl at Her Volcano" より、 "Magazine" のほうが好きだったりするのです。

March 11, 2006 in music | | Comments (0)

03/08/2006

おやすみ前の音楽。

深夜1時とか2時とかに帰宅する日が続いて、疲労を残したくないばかりに軽くお酒を飲みつつくつろげる音楽をiTunesであさりながら聴いている夜。そんな効果のある音楽って多分モーツァルトがその代表格なのだろうけど、そっち方面に疎い僕は結局マイルスのアルバム "My Funny Valentine" に流れてしまうのでした。Mils
この曲ならチェット・ベイカーのほうが有名なのかもしれませんが、あれはまったりしすぎて却ってヤル気がなくなってしまう感じでさ(笑)

どなたかそんなときのお勧めの音楽ってないですか? ほんとに疲れているときの。

March 8, 2006 in music | | Comments (2)

03/05/2006

メッシ、Garage band、カフェ"marble"

抜けるように晴れわたった日曜。
ここ数日、寝ている間のこむら返りがひどい。足首も普通になく重いので、今朝起きてからそれほど寒くもないのファンヒーターで下半身を温めながらさらにストールまで巻く。アクティヴレストってことですこし淀川河川敷を走るつもりだったのだけどそんなことしてたら明日一歩も動けなくなる。

iTunesでアート・ペッパーやモナコでのデリック・メイのライブとかを適当に拾って聴きながらバルサTVでやってくれたチャンピオンズリーグ、チェルシーvsバルサを観る。スタンフォードブリッジは季節と酷使されているせいかぼっこぼこ。
圧倒的にバルサがゲームを支配した試合だけど、それにしても(70年代グラムロックのミュージシャンのようなヘアスタイルの)メッシが凄い(思わずデヴィッド・ボウイの『世界を売った男』を拾って聴いた)。この劣悪なピッチでいいようにロッベンを翻弄していた。身体の入れ方、足下のうまさといい、イマジネーションといい。子供扱いだ。たまらず飛び込んでいったデル・オルノが一発レッドをもらったけど、それほど相手の平常心を失わさせるプレーをする。末恐ろしい。

あまり動かないのも何なので市民プールに行ってのんびりと泳ぐ。隣の公園では少年サッカーの大会をやっていてにぎやかだった。晴れてよかったな。Park1


遅めの昼食後、広島vs鹿島を観ながらGarage Bandで遊ぶ。ハウスにするつもりがJポップになってしまって情けない気分になる。クラブミュージックにするには音源が乏しいよなとエクスキューズしてみたくなる。歌モノの音源が入ったJam packが欲しいナ。
広島のDF崩壊と柳沢のハットトリックはちっとも面白くないけど、ウェズレイのJ復帰はうれしい。うれしいんだけど、Jの進化にはあまり役立ちそうにないな(笑) でもまあ、名古屋のユニより似合っている。
昨日のG大阪vs浦和はまだ通して観ていない。ゼロックスのときほどシステマティックではなかったらしいし、チェルシーvsバルサみたいなゲームを観てしまった後でわくわくしながら観れるようなゲームでもなかっただろう。にしても長谷部、あれは決めなきゃ。

夕方、中崎町のカフェ、"marble" へ。広い窓がJR線に隣接しているけど騒音らしい騒音はない。いかにも中崎町らしいスロウライフ的なカフェで、昨夏高松で気に入った "umie" の20代前半対象版といった感じ。コンセプトが曖昧な気もしたけどわりと気に入った。また行くかもしれない。Marble1

March 5, 2006 in life | | Comments (2)

03/03/2006

久世、向田。

久世光彦が亡くなった。70歳。正月とかお盆の頃とかの向田邦子原作のテレビドラマ鑑賞の楽しみが一つ減った。昭和の残り香がさらにひとつ消えた。加藤治子と田中裕子の共演新作も観られないのか。小林薫の共演も。

本当に残念だと思う。ご冥福を祈ります。

March 3, 2006 in news | | Comments (0)

03/01/2006

ボスニア戦、永田議員の謝罪の件。

ボスニアのサポーターは、オシムの育てたジェフ千葉の選手が一人もいないことについて不満だったろうね(笑)

それにしてもひどい試合だった。足下のテクニックこそ日本に及ばないけど、劣悪なピッチになれているらしいボスニアの泥臭くもタフで高さのある試合運びばかりが目立った。意図のある攻撃は皆無(せいぜい、中村が個人技で相手をかわしている時に福西が飛び出していったことぐらいか)で、いつものように後半20分過ぎからの意図の見えない交代劇があり、左は停滞しつづけ、小野は完全に消えてしまっていた。
ロスタイムに、なんとかしなければという気持ちをプレーで見せつけた中田を、今後いったい誰が追うのだろうかと少し寂しい気持ちになる。小野の悄然とした表情がこの代表チームの何かを象徴しているのでなければいいが、と思う。

お酒のボトルの空くペースが早いとウチの相方にあきれられる。飲んでいるのはラムウイスキーと焼酎を交互に、という流れ。ビールは毎日だけど缶ビール1本。そこにワインが2日に1本で割り入ったり、ラムのかわりにウオツカになったり。
ほんとうに飲む人に比べたら比べるほどのものでもないのだろうけど、うーん、酔えないしなあ(笑)
そのかわり外で飲んだらあっという間に酔ってしまう。そのかわり、外で飲むだけ高くつく。どっちもどっちだな。

永田衆院議員の堀江メールの件は永田の先走りだったという見解が濃厚になり、謝罪会見があった。先走りっつうか、なんだか訳が分からない。実際のところあのメールはなんだったのか。裏付けもないのにどうしてあのメールを表に出したのだろうか。会見にしたって謝罪に酔っているようなふしがあって気持ちが悪い。
そのメールを偽造したとされるフリーのジャーナリストも偽名が出回っている。ぐるぐるとわけの分からない何かが渦巻いている世界だと分かってはいても、そこから事実をすくいあげるのはほんとうに難しい。難しいというか、底の知れない徒労を感じる。
則天去私の境地にいる政治家っていないのだろうか。つくづく欲望には底がない。

March 1, 2006 in football | | Comments (0)