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10/24/2006

昨日、シューベルト、FC東京、フィンチャーのエルロイ。

昨日は朝からカール・クレイグを聴いているうちにクラウディオ・アラウのシューベルトが聴いてみたくなってハービスエントの十字屋で物色したのだけど玉砕。正直な話、シューベルトなんて20歳の頃以来聴いていないのだけど、不意に聴きたくなってさ(笑)
アラウじゃなかったけど、『子供の情景』とか『死と乙女』(弦楽四重奏だけど)とか学生の頃はシューベルトも良く聴いていたな。

でも、夜になってみればピアノという気分はすっかり消えてしまい、結局ロストロポーヴィッチを漁って、iTunesで気がついたらポチっと購入。あー、また相方に怒られてしまう....

昼間はFC東京vsG大阪を観ていたのだけど、今野と石川の気迫が空回りしていた時間帯が続いていてガンバがこのまま逃げ切るなあと思っていた前半。平山を下げて馬場を入れた後半過ぎからから俄然面白くなりました。あー、これは後半だけでも録画しておくんだったと舌打ちしましたよ(笑)
なんだったのでしょう、鈴木規郎が入った辺りからガンバのマークがずれまくりで。遠藤がいないというだけでこうも簡単に崩れてしまうものなのか。
鈴木のミドルは今に始まったことではないけど、練習の賜物でしょうね。その鈴木からの鋭いクロスを反転しつつ歌舞伎的トラップを決めた石川の逆転弾も良かったけど、なにより反撃の狼煙を上げた今野のど根性トラップ。アウトで落としてインで決めましたね。この瞬間からの東京の勢いというか人が変わったような変貌ぶりは今思い出しても鳥肌が立ちます。

映画『ブラックダリア』はまだ観ていないけどとりあえずエルロイの原作は再読し終えて、でも、この映画化においてはブライアン・デ・パルマが監督したことへの違和感が大きくなるばかり。どうも最初はデヴィッド・フィンチャーで予定されていたらしい。これだよ、フィンチャーで観たいよオレは(笑)
フィンチャーだったらエルロイ以上にエルロイらしい映像を撮ってくれただろうにな。

October 24, 2006 in life | | Comments (0) | TrackBack (1)

10/22/2006

第28節川崎戦。

前半10分のワシントンの突進を止めようとした伊藤のハンドをどう見過ごせっていうのかッ!
これでPK獲って決めていれば...とどうしても「タラ・レバ」を使いたくなる。そうでなくとも片山主審はひどかった。あのハンドを取らなかった事でその後の流れにおいてどうバランスをとろうかと逡巡したのかどうだかわからないけど、結果は浦和にイエロー4枚、川崎はゼロ。なんだかね。

先取点を決めたワシントンのトラップは絶品だった。トラップさえ的確にこなせば枠に飛ばせることの見本のような。前節福岡戦ではこれまたワシントンのゴールに繋がったシュートを撃った田中達也の直前のトラップが素晴らしかった。達也はあとキレが戻れば昨年のパフォーマンスを超えるのだろうな。

それにしてもここ数節の山田暢久の勢いはどうだろう。なんつーか、ノブヒサという着ぐるみを被った誰かとしか思えない獅子奮迅ぶり。あそこまでドリブルで仕掛けていって、針の穴を通すようなパスをだせるプレイヤーだとは思わなかったよ。残り6節、ポンテとのコンビネーションにいろんな可能性が見えてしようがないですね。

October 22, 2006 in reds | | Comments (2) | TrackBack (0)

10/15/2006

"INSIDE MAN"、靭公園の犬たち、銀杏。

ブルックリンの白人的ではない(と言っていいのかどうか。第一、ブルックリンという街からして白人的ではないのだけど)撮り方とそれに被さる音楽こそスパイク・リーだけど、ネタは全然リーらしくない。それでも豊穣そのもののサスペンス。脚本が素晴らしくて、観ているあいだ、原作ものかなーと思っていたのだけど、オフィシャルで確認したら新人脚本家の初映画化作品だと。溜め息でますね。この無尽蔵の可能性と歴史が後世に対して持っている可能性への理解度の深さ。ラッセル・ジェウィルス、覚えておいて損はないだろうな。

誰が出演しているかさえ知らなかったのだけど、クライブ・オーウェン! 『クローサー』での、脂ぎっているけどどこか醒めた存在感が印象的でしたが、この『インサイド・マン』はハマリ役。スパイク・リーとオーウェンというのも絶妙なブレンドでした。この二人で、また観たいなー。

お昼時は靭公園。秋の日曜の午後らしい光景の中でのお弁当。日向はじりじりと暑いくらいだったのだけど、こんなふうに芝生の上でタンクトップを着て寝そべっていられるのも今年最後かもしれないなー。
それにしても犬の散歩が多すぎる。チワワからドーベルマン、ラブラドールまで、血統書付きばかりだ。西区という土地柄そうなんだろうけど、見せつけたいのだろうね(汗
飼い主のエゴに振り回されるのも可哀想と思うけど、実は僕もブルテリアを飼いたいんだよなー(笑)

写真は下福島公園。銀杏の実はもう落ち始めていて、あの暴力的な匂いに早くも今年の終わりを感じた次第。Pool1

October 15, 2006 in films | | Comments (0) | TrackBack (1)

10/11/2006

村上春樹ノーベル文学賞受賞の場合、犬は走る、それでも試合は続く。

村上春樹がノーベル文学賞を受賞したとして、寄稿記事を新聞社に依頼されている大学教授がいる。受賞の発表は明日夜8時なのだけど、それから記事を書いたのでは間に合わない、ということで。まあそれはいいんだけど、受賞されなかった場合その記事はゴミ箱に直行なのだろうか。読んでみたいのだけどさ。

以前から村上が受賞しそうだというハナシはあるけど、ノーベル文学賞って、そんなもん?という印象。ガルシア=マルケス、ヘミングウェイ、カミュ、ソール・ベロー、ソルジェニーツィン、川端とかいう過去の受賞者を思い起こせば、違和感は歴然。外国で出版されている作品が多ければいいってもんじゃないだろ(笑) まだジュンパ・ラヒリとかミラン・クンデラとかいるだろう。あるいはポール・オースターとか。
もし村上が受賞したとしたら、それこそ「やれやれ。」だなー。

代表、インド戦。記憶から消してしまいたい試合でした。ピッチの状態なんて、インドにしても同じ条件。いったい、疲れがピークに達しているのか、インドをなめきっているのか。パスは通らないしまともにトラップできないし、足下にボールは収まらないし。駒野、啓太、今野からしてこんな状態だったから、展開のオプションなんて広がりっこない。
あー、忘れてしまいたいゲーム。

試合中に照明が落ちるなんて昨年もあったことだけど、いやー、さすがインド。担架に乗ったらエスニックな色彩の羅紗を被せてくれるし、日本の野良犬よりはるかにガタイのいい犬が散策するし。おおらかだなー(笑)

オシムには激怒する気にもなれない、収穫のない、やれやれなゲームだったろうけど、別の面で楽しめたゲームでもありました。

October 11, 2006 in life | | Comments (0) | TrackBack (0)

10/10/2006

秋晴れ。

今日は今年初めてキンモクセイの匂いに気付いた日。
何の目的もなくぶらぶらするのって、たまにはいいですね。Kyoryuchi2

October 10, 2006 in life | | Comments (0) | TrackBack (0)

10/08/2006

ドアーズ、御堂筋パレード、『カポーティ』

昨日は午前中に仕事を済ませ、その帰り道チャリを漕ぎながら歌っていたのはTHE DOORSの "ALABAMA SONG" だったのだけど(なんであの時ドアーズなんか歌っていたのだろう。ほんとうに不思議)、夜にネットでうろうろしていたらテレビでドアーズのライブ番組があることに気付いて、実際に「アラバマ・ソング」も堪能することになったのだった。いやー、びっくり。
それよりトロントでの、まだアルバムが発表される前の "THE END" のライブ映像に鳥肌立ったのだけどさ。

日曜だというのに今朝は時間を間違えて8時前に起きてしまい、また寝るのももったいないなあとそのまま朝食にし、YOU TUBE でドアーズの映像を物色してしまったのだけどろくなのがなく、ドアーズをカバーしたアーティストの映像とか探してみたのだけど玉砕。そのうちに何故か(笑)EGO-WRAPPIN' の映像を探していた。
普通に見つかるんだねー。いい時代だ。
ジム・モリソンの歌心のある声もいいけど、中納良恵の声も芯が通っているけどどこか潤いがあって、素晴らしい。また『満ち汐のロマンス』を聴こうかな。

にしても朝からディープだよな。

昼からウチの相方と梅田に出、期待して阪神百貨店の北海道物産展へ行ったのだけどなんかピンと来なくて、カレーパンとコロッケ(このジャガイモはもちもちしてうまかった)を買って外で食べる。折しも御堂筋パレードが始まるところで、僕らが座って食べていたあたりではバリ舞踊のグループがくつろいでいたりコンビに弁当を食べていたり、このようにカメラを持った中年日本人たちに愛想を振りまいていたり(笑)Midousuji1

夕方から『CAPOTE』を観る。
F.シーモア・ホフマンは役作りのためにかなり取材したのだろうけど、印象的だったのは、小さなテーブルでタイプライターを叩いていたワンシーン。創作のための資料が整理されすぎ(笑) いやまあ、アンファンテリブルであったカポーティぐらいであれば常人には想像できないほど頭の中も整理されていたのだろうけど、キーを叩いている他のシーンでは、もう、机の上には調度品の他にタイプライターだけ。あれだけの長編がすべて頭の中で構築され、表現されていったのですね。

作品としては可もなく不可もなく。ゴシップ的な部分でにぎわった「カポーティ」自身にはそれほど興味がなくて、やっぱり小説の方が面白いですね、カポーティは。
でも、事件の真相が明かされず、容疑者の刑が執行されるまでは作品を書き上げられないという部分と、取材のために会ううちに兆してきた容疑者に対する親愛の情という作家としてのアンビバレンツに呆然とする様がホフマンならでは。このあたりは唸りましたねー。うまい。

October 8, 2006 in life | | Comments (0) | TrackBack (0)

10/07/2006

浦和vs千葉、遊んでいた坪井。

闘莉王は代表辞退しながらもなんとか先発出場。ネネはリーグ戦での先発出場はいつ以来になるのだろう。千葉相手に完封は難しいかもしれないな、と思っていたのですが。

コンパクトさとスピードには欠けるものの、前半からプレッシングの早さと強さで千葉と対等に渡り合っていましたが、得点の匂いはまったくナシ。でも相変わらず、っつうか好不調の波のない鈴木啓太の動きが素晴らしくて、それだけでも楽しめた。暢久も精力的で、一人でエリア内にドリブルで切り込んで行ったり、闘莉王のヘッドにピンポイントで合わせたり。やっとモチベーションが上がってきましたね。いや、遅いっつうねん。

結城の退場は不運でしたね。主審、岡田やし。あれがワシントンでなければ楽に後ろからクリアも出来たのでしょうが。
その岡田、相変わらず笛を鳴らせっぱなし。あれじゃゲームを壊すと非難されてもしかたない。千葉寄りでなかったのは助かりましたけど、ポンテと田中達也へのイエローは不可解。
試合終了後のストヤノフへのイエローって、なに?

結局、千葉のツキのなさに救われたゲームでしたが(決められていたら阿部のヘッドと羽生のミドルで2失点はあったよな)、磐田がG大阪を蹴落としてくれたお陰で勝ち点でも首位に。昨年のG大阪ほどの爆発力は感じないのだけど、失点平均が0.76というのが驚異。坪井がいなくても啓太が対人で負けないしね。

その坪井、試合の最中にVIPルームで子供と遊んでいるところが映し出されていましたけど。これでさらに女性ファンが増えたんだろうな(笑)

October 7, 2006 in reds | | Comments (0) | TrackBack (0)

10/02/2006

コクトー・ツインズ、ヴァンフォーレ甲府、カール・クレイグ。

監督がマイケル・マンだと知って今週で終わってしまう『マイアミ・バイス』を観たかったのだけど、雨だし、Jリーグ25節の甲府vsG大阪はリアルで観ておきたいし、プールには行きたいし、で諦めた。ちょっと寝坊したし。

先日録っておいたサマソニ総集編を、知らないアーティストはすべてすっ飛ばしてマッシヴ・アタックを観ていたら、エ、エリザベス・フレイザー出てるじゃん!!ってびっくりして、昨日の昼間は "TEARDROP" を何度も繰り返し観た。大昔、梅田のサンケイホールに聴きに行ったコクトー・ツインズの頃と何も変わってねーじゃないか。あの頃って、"TREASURE" の頃か。
で、今日あらためてコクトーを聴きなおしてみようかなとレコード棚をあさったのだけど、"GARLAND" がない。あのドライヴ感は好きだったのだけど。仕方なしに "TREASURE" をかけるが、なんか気分じゃないよな。もちろん "VICTORIALAND" でもないだろう。だいたい、雨の降る日曜の暗い午後にリビングでモニターにサッカーの試合を流しながらコクトーなんて、冗談でも食い合わせが悪すぎるし(笑)

で、甲府vsG大阪、凄い試合になりました。ホームではめっぽう強い甲府のこと、なんとかガンバを落として欲しいなーと見ていたのだけど、まさかここまで大物食いが好きなチームだとは(笑) こういうモチベーションの保ち方もどうかと思うのだけどさ。
前半開始からのプレッシングの早さにガンバは明らかにとまどっていましたね。何が何でも勝つ!っつうメンタリティの強さでも圧倒していた。茂原の中央突破も凄かったけど、3点目の石原のゴールに繋がるプレーが圧巻。シジクレイがプレッシャーに押しつぶされていたし。
後半、ガンバは前田に変えて家長が出てきてから攻撃が噛み合いはじめ、甲府のマーキングがずれていくけど、なんとか耐えきって3-2で勝利。主審の穴沢に助けられたところもあるけどね。

これで浦和が得失点差でガンバを落として首位に立つ。あっぱれ甲府。いいゲームを観た。

試合終了後、プールへ。天気が悪いせいか、年輩者で芋を洗っている状況、ではない。区民プールでこういう状況は久しぶり。ウォーキングと合わせて50分程のんびりと、集中できる。

ナイトキャップに焼酎「黒龜」、音楽はカール・クレイグの『フロム・ザ・ヴォルト』を聴く。
何の抵抗もなく就寝前にテクノが聴けるなんて思ったこともなかった。"At Les" が美しい。10年位前の曲なんだけど、どんなジャンルにも何年経っても色あせない曲って、あるものなのですね。


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10/01/2006

25節京都vs浦和、ガーナ戦代表。

西京極でサッカーを観るのは4年ぐらい振りか。サンガユニの紫という曖昧な色は風景に消え、見事に赤く染まっていた。どっちがホームやねんという言葉はこの日のためにあった。かつてこのチームに松井、朴がいたなんてとても思えない。京都、不甲斐なさ過ぎ。
闘莉王を抑え込んだ田原のポストプレーとパウリーニョへ繋ぐ(結局つながることはなかったけど)縦パスだけが恐かったけど、まあ、急造の3バックはザルでした。プレスは、緩いなんてもんじゃなかったし。

それでも中央からの攻め上がりがほとんどなかった浦和。まだスピードもキレも戻っていない(並走するDFを全然振り切れないんだよな)田中達也の1トップは厳しいようで、サイド攻撃から2列目の飛び出しを狙うパターンがほとんど。2点目はアレックスのクロスがクリアされたところを平川が足裏で軽くトラップして、鋭い振りの超絶ミドル。本人は普段の練習通り、っていう感じで何気なかったんだけど、スタンドの爆発は凄かった。録画で見直してみると、ギドも「なんでお前があんな....やってらんねえよ」って調子で、面白かった。

最後まで修正できない京都をいいように翻弄して、結局1-5のワンサイドスコア。
久しぶりの先発のポンテも観ていてドキドキさせてくれるパス連発で、完全復活か。4点目の、自分の背後を走る暢久へのスルーパスには度肝をぬかれました。その暢久、啓太を上回る運動量でこの日のMOMにもふさわしい活躍でした。
坪井の早期復帰を願う、という心配事は増えてしまったけど、ひさびさに爽快な気分。Urawa2_2

で、ガーナ戦の代表が決まりました。なんとDF登録はアレ、駒野、水本の3名のみ。あるいは日曜開催分の25節をチェックしてから追加招集するのでしょうか。
千葉組は山岸も加え、佐藤も復帰してついに6名。浦和を超えました。阿部がキャプテンマークを巻くのでしょうね。そして案の定、達也が外れ、播戸が招集されました。
っつうか、浦和は長谷部が呼ばれたのがやっぱり不思議。

October 1, 2006 in reds | | Comments (0) | TrackBack (0)