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11/18/2007

日本4-0ベトナム。

オシムA代表監督が脳梗塞で倒れた事実を、不謹慎ではあるけど、ある意味ナイーヴな反町がどう受け止めてこの正念場に臨むかという側面は、試合が始まってすぐに別に気にするような事じゃなかった、と気付かされる。でもそれは反町が、ではなく、ことのほか選手達がこの試合の重みをこともなくさらりと消化していたから、というだけのことで。

ベトナムの脅威(とくに9番、レー・コン・ビン)、というのはA代表が今夏アジアカップで苦しめられたことで周知のことなのだけど今回のU-22のメンバーにその時のメンバーは一人もいなかった。反町が身をもって知っている脅威などどこ吹く風という調子で、案外飄々と自分達にできるベストなプレーをできていたように思う。
もちろんそれが実際彼らのベストプレーなのかどうか、誰も知るはずないのだけど。

でもまあ、梶山(FC東京)が長期離脱して新体制がなかなかハマらない中で、今回の柏木(広島)をボランチに下げ、岡崎(清水)を先発させた4-4-2は、柏木が燃焼しきれないポジションにちょっとストレス? という時間帯が多かったけど、逆に本田(名古屋)がやっと吹っ切れたかのようで、それを追い越して駆け上がる伊野波(FC東京)と併せて現実的なサイド攻撃につながるフォーメーションだったことは確か。
反町、やっと見つけたかな、の感。このメンバーで柏木をボランチ適用というのは大当たり、だろうか。

李(柏)のスピードと岡崎の突破力を生かして前半3点をもぎとりながらも後半はパスミス、伊野波の調子に乗り過ぎたドリブルなどからカウンターを喰らうことしばしば。右SBで先発した内田(鹿島)は水野を助けることもできずクエスチョンマークだらけ。やっぱりこの位置は安田(G大阪、今回負傷辞退)だろうか。
再三サイドを破られクロスをあげられるようになって反町が打った手はまず伊野波→梅崎(大分)、続いて青山(清水)→細貝(われらの浦和)、岡崎→興梠(鹿島)。これが戦局打開という意味ではすべてプラスと出た。細貝が待望の追加点を決めてくれるし、興梠のドリブルにベトナムはあわてふためいていたし、梅崎の梅崎らしいシュート(惜しくもポスト、その跳ね返りを決め切れたらこのゲームのMOMは文句なく岡崎だったろうに)もあった。
今までの反町は何だったの? と言われても仕方ない出来過ぎのゲームだったけど、仕掛けのわりにはボールと人がうまく連動していかなかったという点で、オシムの評価は辛いかもしれない。

サウジアラビアがカタールを下して2位浮上してきたので、この水曜の国立戦が決戦となることになった。テクニックと勢いではサウジか。ガチンコでは勝てる見込みの薄い相手(引き分けでもいいんだけど)。
でも今日のフラットなメンタルをもってすれば、意外にすんなり勝って決めるかもしれない。そんな気がする。

 

November 18, 2007 in football |

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