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11/12/2007

ACL決勝と第31節川崎戦に思うこと。

ACL決勝初戦とほとんど変わらないメンバー。ネネが外れ、闘莉王が戻っただけ。ターンオーバー制を期待するのさえ虚しく、ここまで頑なに先発メンバーをいじらないやり方には、もう、暗澹たる気分。今月末からはは天皇杯もこなさなければいけない。ACLを見事制覇すれば、もちろんクラブワールドカップも。まあ、クラブワールドカップが終ったらポンテも闘莉王もワシントンも(ネネも?)出国するのだろうけど(笑)
それでやれているうちはまだいい。でも、今季の疲労が解けず、修復不可能なチームコンディションのまま来季のリーグ戦に突入してしまうことは充分にあり得る。今年のゼロックススーパーカップの惨状はどうだった? そこからいったい何を学べたはずだったか?

そりゃ、選手達は気丈だ。啓太も闘莉王も、「大丈夫かコイツは...」と不安にさせる困憊の顔のまま、「サポーターのお陰で云々」「いい準備をする云々」など、気が漲っていることは確かにそうなのだろうけど、コンディションはもう、最悪と言っていい。サブメンバーと大きく違うのは経験値の高さと個人的な能力の違いだけだろう。それを維持できる体力は、明かに、無い、と言える。ベースは、体力だ。

それはACL決勝初戦でも、昨日の川崎戦でもはっきり証明されている。
でもオジェックは動かない。

うちの選手達は若いですし、当然プロの世界で生きています。さらに健康的な生活を送っています。そういう選手達です。これは研究などで発表されているが、そのような選手達は48時間の休養があればしっかりと体を戻るということになっている。ですから全く疲れなどは考えておりません。(J's GOAL

冗談じゃない。もう、選手達はそんな理屈など通じない状況にいるとオジェックはわかっていない。完全には抜け切らず、半年以上も層を重ねて蓄積した疲労があるはずだ。ちょっとマズいんじゃないか、この認識は?

正直なところ、ACLは絶対獲ってほしい。が、リーグ戦、天皇杯は、今季はもういいだろう、と思わざるを得ない。来季のことを思えばこそ。
クラブには、しっかりターンオーバーさせつつ若手の成長を加速させるチーム戦略を監督に植え付けてほしい。それはもちろん、オジェックでなくていい。
カップ戦を含めてすべてを制覇するためにそこから始めなければいけないことは、ブッフバルト就任の当初から分かっていたことなのに、すこしずつ歯車がズレていっているような気がしてならない。

November 12, 2007 in reds |

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