08/15/2006

コマトマの脚本。

ことあるごとに不祥事が続いたりして昨年は駒大苫小牧のゲームは一度も見ることがなかったし見る気にもなれなかったのだけど、夏休みがいいタイミングで取れてウチの相方に行こうと誘われ、朝8時半からの第3回戦、駒大苫小牧vs青森山田を観に行った。
朝9時前後から火傷するんじゃないかと思える陽射しで、ライトスタンド最上段に吹く風も気休めにもならなかった。2時間そこそこで500mlのペットボトル飲料が二人で3本半消えることになったし。
しかしもったいないカードだよな。

野球はほんとに見ないのだけど2年前のコマトマvs済美の決勝戦は楽しんだ。やっている選手たち全員楽しんでいるというのが観客たちにも伝わってきて、結果的に13−10に終わった笑っちゃうようなシーソーゲームもなんだかんだいって自作自演じゃないかと思えるほど負ける気がしなかった。チームの一体感がレフトスタンドで見ていても感じられたしね。

今日の3回戦は控え投手をふたりつぶして3回裏で1-6のビハインド。どうしてエースを出さないのだろうと思っていたら、4回にやっと田中君の登場。さらに追加点入れられて1-7と引き離されたけど、ここからがコマトマの真骨頂やね(笑)、一昨年の流れと同じように。コツコツと加点していって、気付いたら8回に8-8のタイスコア。
わはは。
もう、絵に描いたようにコマトマの脚本通り、っつうか、サヨナラゲームになりました。多分こうなるんだろうなあと観客はみんな感じていたはず。自力の差、というより勝者のメンタリティがしっかり根付いていることを確認した終戦記念日の午前でした。

Komatoma1

August 15, 2006 in other sports | | Comments (3) | TrackBack

10/26/2005

タイガース、制度の違いの違和感。

見事すぎる4タコ。野球にはほとんど興味がないのですけど阪神間在住が20年を超えるだけにやっぱり阪神タイガースの成績は少しは気になっていて、逆に今回の潔いほどの負けっぷりにはちょっと感動さえしました。皮肉ではなく。
帰宅してすぐ、テレビのニュース速報でロッテ日本一のテロップが流れたのですけど、ウチの相方と一緒に拍手してしまいましたよ(笑) 相方の方は明日からまた阪神系列のスーパーとかでバーゲンが始まるからだけど。

つうか、アレですね、コアなファンは日本シリーズの対戦相手が決まるのを数週間待たなければいけなかったために、選手たちがモチベーションを保つことが困難だったことと、パ・リーグのプレーオフの結果を待たなければいけないスケジュールの組み方そのものを非難するというエクスキューズを使うかもしれないな。これじゃタイガースの選手たちが可哀想すぎると。

それはもちろん正論で、それぞれのリーグのやり方もスケジュールも違うのにどうして同じ土俵に立たせられるのか、という理不尽な「感じ」があるのは否めない。ロッテはプレーオフを勝ち抜いた勢いもそのままにシリーズに突入できたのですからね。とうの昔に次の相手は阪神だとわかっているから情報を集めるのにも余裕があるし。

納得はいかなくてもそういうやり方なのだからしようがない。でも最終的に勝者を一つ決めるのならどちらかが歩み寄らないとこの理不尽な感じはいつまでたっても消えないだろうな。セ・リーグが改革するのか、パ・リーグがそうするのか。
このまま変わらなければ、この国の野球というスポーツは娯楽のための娯楽の域を出ることはないのではないだろうか....と思ってしまった。

October 26, 2005 in other sports | | Comments (0) | TrackBack