阪神、メディア、杉村新議員。
昨夜は仕事をしている間に近くの居酒屋から間断なく届く歓声と、恐らく道頓堀上空に向かおうとしている報道のヘリの音を、あー、阪神タイガース、決まったんやなーと思いながら淡々と聞いていた。
プロ野球にはほとんど興味がないけど、2年前はさすがに20年ぶりの優勝だったし、そのお祭り気分を少しは楽しんだ記憶がある。
今回、単に仕事が忙しくてその雰囲気の中に入っていく余裕がなかったというのではなくて、結局メディアが煽り立てているだけの感が強い現象に少し厭世的になっているという感じか。
20年前の爆発は、ファン達が突っ走ってそれをメディアが必死に追う、という図だったけど、今回はもうすっかり設定がなされていて(っつうか、戎橋に柵を設けること自体、煽りでしかないじゃん!?)、メディアがその枠の中
に嵌め込もうと躍起になっているのがあからさま。日韓W杯のときも判で押したように同じ状況だったな。
週刊新潮の宙づり広告で「誰が杉村衆院議員を作ったか」とかいうようなフレーズがあって、「それはお前だろ!」と週刊新潮に対して突っ込まざるを得ないようなイマドキの時代の気分を、少なくとも健全なものではないよなと思っているのは僕だけ?
お調子者の杉村クンはここまで環境が変わってしばらくは地に足がついていないような、右手と右足が同時に出るような言動が続くだろうけど、なんたって26
歳。メディアさえ彼を放っておいてくれたらしっかり鍛えられて、自民党を選んだ有権者たちもほっと胸をなで下ろすことができようが、うーん、そうはいかな
いのだろうな。
良くも悪くも彼が成長できるかどうかはメディア次第。
しかし国会議員に成長を期すっていうのもなんだかなあ。
September 30, 2005 in life | Permalink | Comments (0) | TrackBack (7)