ACL決勝、浦和レッズ 2-0 セパハン。
その瞬間、喜びはしたものの、爆発するようなものはなかった。不思議に、じわっと滲み出てくるような喜びだった。ほんとに嬉しい。現地で応援するサポーターたちがうらやましく思えてならなかった。おめでとう、そしてお疲れ様でした。
サポーターにトロフィーが(おそらく啓太から)手渡されていた映像には、泣いたよ。
前回のエントリで、最近の浦和を、というよりベンチのやり方を非難しまくりだったわけだけど、今日は3試合ぶりのホームだったということもあり、モチベーションが明かに違った。キックオフ直前の整列の場面での緊張し切った闘莉王の表情、記念撮影が終わって各エリアに散っていく時の弾けたように嬉しそうな表情。ああ、今日は勝って決めるな、と思わずにはいられなかった。
先発はもう当然のように日曜日の川崎戦と変わらず、負傷のノブヒサの代わりに阿部を高めに、右に置いた変則的4-4-2。キックオフ直後から阿部が腰を気にしている様子に、サポーターたちはほんと、祈る思いだったろう。
立ち上がりから拮抗していたけど、技術が高い割にはセパハンのDFの詰めが甘く、クリアが不正確。これは付け込む隙がありそうだな、と思っていたら21分、ポンテのスルーパスを相手DFがクリアし損ねて空振り、永井が抜け出して先取点ゲット。この時の初速は素晴らしかった。
セパハンの、ロングフィードを飛ばして戦局を打開しようとする狙いに、浦和は5バック状態。案の定、時間が経つにつれて中盤は有って無きもののごとし。でもセパハンの雑な攻めにはほんと助けられました。
後半早々、ワシントンの超弩級のロングシュートがあるも、惜しくもバー。この頃からポゼッションは6-4でセパハンだったでしょうか、啓太、阿部のカバーリングはもちろん、闘莉王が超絶的なデフェンスを見せていました。何なんでしょうね、このポジショニング、どうしていつもいつも、そこで止めてほしい、って時にそこにいるのでしょうね、彼は?
後半25分、待望の追加点。闘莉王らしい左への上がりからエリア内へのワシントンへのクロス、これを、もう、ここしかないだろう! ってところへ落とし、走り込んだ永井のグラウンダーのシュート、GKが弾いて浮いたボールを詰めていた阿部のヘディング!
正直なところ、上海申花、ペルシク・ケディリ、シドニーFCとぐだぐだの試合を続けながらも(全部ドロー)なんとかグループリーグを勝ち抜いた頃の心境を思えば、ほんと、まさかここまで来るなんて... です。
ロスタイム、ワシントンに代えて岡野。もう、微笑まずにはいられなかった。
うれしい。おめでとう。
You are CHAMPION !
November 15, 2007 in reds | Permalink
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Tracked on 28 Nov 2007 08:32:58
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Comments
浦和おめでとう!!!数年でアジアに上り詰めるとはJ2に落ちた頃が遠い昔のようですね
Posted by: nobuta | 16 Nov 2007 20:25:34
おめでとう! kikuさんのブログなどで、ゲームを想像しながら楽しみました。こういうときに地元にいなかったのが残念です。浦和駅近くの「力」(レッズ居酒屋)の盛り上がりが想像できます。レッズは満身創痍みたいですが、もうひとつの目標、J1も早く決めてほしいものです。来期はkikuさんおっしゃるように心配ですけどね。
Posted by: 雄 | 16 Nov 2007 23:21:54
>nobutaさま
ありがとうございます! ほんとにねえ、J2に落ちた事もあったんですよねえ... これだけビッグクラブになれば、あとは不祥事だけに気をつければ(笑)
Posted by: kiku | 17 Nov 2007 20:03:34
>雄さま
ありがとうございます。「力」での盛り上がり、ニュースで何度も取り上げられていました。ほんとに、地元、というのがうらやましいです。
Posted by: kiku | 17 Nov 2007 20:07:03