残暑、バリでのテロ。

10月中旬になろうとしているけど、この暑さは何なのだろう。秋雨が続き、蒸し暑いったらない。関東ではキンモクセイもほころび始めたみたいだけど、大阪ではまだまだ。この週末にその匂いは鼻先をかすめるのだろうか。

以前バリに行ったとき、その前の週にジンバランカフェで食中毒があったらしく、そこで食事をする予定を変更したことがあった。その代わりといっちゃなんだけど、近くのフォーシーズンズのやたらと広い庭をチャリで迷い込んでうろうろしたことがあった。その庭に今回、同時自爆テロに関係する不発弾があったというけど、クタのクラブで200人以上の死者を出したその翌年のことなので、今になって思えばぞっとしねーなー、という感じ。でもあの庭なら白昼堂々、テロリストも大手を振って侵入できる。近所でテロがあったその翌年でも、だ。

アルカイダに代表されるテロ集団に（アメリカの属国としての）日本が狙われるとしたら、東南アジアの熱帯リゾート地で間接的に、という警鐘は何度も聞いてきたけど、それにしても簡単にヤラれすぎ、という気がする。バリという熱帯のリゾート地において誰もが危機対策における緊張感を持ち続けていなければ、なんて、そりゃ誰もが熱に浮かされに遊びに来ているのだし、無理な要求だよな。現地人にテロに対して免疫ができてきているという話もある。冗談じゃない。といって観光客の入国を閉ざせば経済が破綻するだろう土地柄だし。

仏教信仰は篤いところだけどイスラムの地下組織はあるようで、日本より警戒は厳重だと現地に住む邦人は話しているようだけど、どうだか。形ばかりではないのか。暑さというのは時によって致命的な要素になるように思う。