チャップマンの風景。
「なんていうか、世界そのものを手に入れて鎖にぶら下げているような、そんな成功を収めた男がいるのに、自分はその鎖の一部にさえなれない。なんの人格もないような人間だと思った。そう思ったとき、ぼくの中で何かが壊れてしまった」
といったのはマーク・チャップマン。(参照)
僕は精神医学とか心理学には全然疎いのでこういう心理状態について理路整然と話してみることなどできませんけど、「壊れてしまった」という以前に社会的に壊れているのかある意味ピュアに過ぎたのか。あるいはまたピュアに過ぎたために既成社会で壊れてしまったのか。
既成社会のモラルにおいて裁かれる対象たりえるのかなーって思ってしまう。村上春樹が訳した『アンダーグラウンド』に感じた何かがオーバーラップします。
November 17, 2005 in news | Permalink
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