高校選手権、アカデミー福島、ストーブリーグ。

高校サッカーがここまでメディアにもてはやされるのにユースはどうしてこうも見放されているのだろう。プロに近いからなにも今そんなにメディアに載っけなくてもという理由なのだろうか。
僕の行っていた高校（サッカーに関しては全国的に全然名の知られていない高校なんだけど）の後輩がU-15代表に選ばれてしばらく経つのだけど（アメリカでのディズニーアディダスカップにも年末遠征した。その結果はJFAのサイトのどこを見てもたどりつけない泣）、この代表についてもサッカー専門誌でしか情報は得られない。スポーツナビ等の専門サイトでも詳細を拝めることは稀だ。

中高一貫のサッカー寄宿学校、JFA主催の「アカデミー福島」がやっとこの春立ち上がる。選ばれた小学6年生は男子17名、女子23名。エリート養成には変わりないとはいえ、このバランスはちょっと妙な気がする。クラブユースを含め、プロに繋がる道に立てているのは圧倒的に男子が多い現実を配慮してのことなのだろうか。
とはいっても、学業優先の印象が強い。下校後、寄宿舎で英語やフランス語等、外国語のカリキュラムがあったりする。論理的な物事の考え方を身につけるためのロジカルコミュニケーションの授業もある。要するに、実際的だ。
サッカーにおいて他国に追随するのではなく、覇権を争う立場を目指したいと思うのならば、当然の動きだろうけど、遅すぎるよな。
ここから日本版アンリが輩出されるのは一体何年後になるのだろう。
（参照：Yeah!誌 No.133）

ストーブリーグに思うこと。
柏は崩壊しつつあるのだろうか。まだオファー止まりとはいえ、玉田は清水、土屋と波戸は大宮、明神はG大阪へと、主力の移籍の噂が飛び交っている。V東京はラモス瑠偉が監督に就任したけど、ワシントンと相馬を我が浦和に獲られ、（レギュラー定着の厳しかった）戸田は広島に移籍。どう立て直すのだろう。
G大阪はアラウージョと大黒が移籍したけど、西野と二川（あるいは遠藤）-フェルナンジーニョ路線が残っているので、堅実なポストマンさえ出てくればたいして大崩れすることもないような気がする。勝者のメンタル的には千葉と並んで他を圧倒しているように思う。
監督が代わった名古屋はさっぱり予測できない。同じく鹿島の監督も代わったけど、小笠原が相変わらず不穏な動きをみせているので、メンタル的にも不安定なシーズンになるか。キーマン深井次第。
J2神戸は大幅な戦力ダウンのようですが、なにしろポジティブなバクスター監督ですから、意外にも（そう、意外なんだな）1年でJ1に復帰出来るかもしれない。