浦和暫定首位、ガルシア、オッタビオのオリーブオイル。
第10節、浦和vs大宮。バルサTVで観ることのできたCL準決勝1.レグでの、どうしてそんなところにスルーが出せるの! というロナウジーニョのあらぬ方向へのパスにジュリが反応して決めた決勝ゴールのシーンがまだ尾を曳いていて、あのゲームと比べても詮無いことだけど、浦和とはいえやっぱりボールの動きがたるい。運動量も少ないし、ボールコントロールの拙さが目立って気になって仕方ない。ジーコが見に来ているというのにアレのキレの悪さは破滅的だし。
でもまあ、小野の届かなかったはずのパスをDFの一瞬のミスを見逃さず抜け出してキメたワシントンのプレーを見れただけでも前半はよしとする。
後半、膝の調子が思わしくない都築に代えて山岸。何ヶ月ぶりだろう。ちょっとどきどきする。でも都築は浦和で唯一関西の匂いのするプレーヤーなので寂しい。出身は九州だけど。
長谷部のカラダを使って、らしいドリブルで抜け出したところや、小野のヒールパスなど決定的シーンにつながるかと思われた局面も散見されたけどワシントン、カラダ重そう....で反応できず。さらにほぼ中央からのFK、なんでお前が、の闘莉王。ワシントンのヘッドに合わせたようにも見えたけど、ほんとのところどうだったのだろう。
試合はそのまま1-0で終了かと思われたけど、ワシントンが持ち込んだゴール前のラッシュから永井のゴールが決まる。よかったね。
それにしても今日の啓太はいつにもまして矢沢永吉を彷彿とさせた。
お口直しというわけでもなく、その後はCL1.レグをVTRで再観戦。圧倒的に面白い(笑) ロナウジーニョのFKをジダが止めるなんてあまりに贅沢な対戦カードだよな。
昨夜アンディ・ガルシアの『モディリアーニ』を観て、その勢いで『ゴッドファーザーPART3』をDVDで観る。コルレオーネ・サーガの中ではもっとも凡庸な作品かもしれない。映画的戦慄も凄みも、映像の深みもない。サーガらしい滔々たる流れからはずれている。公開当時になんに印象も持てなかったのは正しかったのだろうか。
ただ、前半部ではそのへんのチンピラにしかみえなかったガルシア演ずるヴィンセントの変容の描写にはぞくぞくさせられた。マイケル(アル・パチーノ)に心酔して、ファミリーの血のために従姉妹との愛を利用するのも厭わなくなるあたりなんか、特にね。あの眼差しに慈愛と冷血が共存し始めたとき、狂気は信念に変わり、ここでやっとこのシリーズの重みが感じられるようになる。
ガルシア主演で別バージョンのコルレオーネ・サーガをやってくんないかな。
オッタビオのオリーブオイル。今までずっとベルトーリだったのだけど、それがたまたま売っていなくて同じ棚に置いていたのを相方が購入。びっくり、めっちゃ美味い。若い味だけど、謙虚で素直な感じ。って、何を言っているんだか(笑)
いや、ほんま美味いっす。最初、バケットに垂らして食べたら一瞬ワケわかんなくなりましたからね。
それにしても鱈のソテーに使ったトカップの白との相性が素晴らしかったっす。幸福な夕食。
April 30, 2006 in life | Permalink
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