『はなればなれに』
また、早くお正月こないかなーという気分で今年最初に劇場で見た映画はJ=L・ゴダールの『はなればなれに』でした。DVD
は5年前に出ていますが、40年あまりお蔵入りしていて、劇場公開はこれが初、らしい。リアルタイムで観ることが出来た僥倖を嬉しく思う。
オープニングからアンナ・カリーナの犯罪的な可愛さに萌え〜である。とりあえずストーリーはあるけど、そんなことより彼女のさりげない仕草ひとつひとつに胸しめつけられる。それをすくいとるラウル・クタールのカメラも素晴らしい。
白眉は彼女が自分で振り付けたというマジソン・ダンスのシーン。ハル・ハートリーが "Simple Mens" でソニック・ユースの "Cool Thing
" を使って模倣していたし、クェンティン・タランティーノも『パルプ・フィクション』で90年代なりにやっていましたけど、あー、この幸福感をどう表現すればいいのだろう(笑) あれだな、カップルならカップルで、家族なら家族でなにかひとつ、テーマとなるダンスを振り付けて踊ることを日課にしなきゃいけないね。音楽も決めて。そんな気分。
January 8, 2007 in films | Permalink
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