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08/27/2007

相馬ではなく、なぜ平川なのか。

平川がどうしようもない。手が付けられない。ヤヴァイ。星の巡り合わせが今まさに! って時なのではないかと勘ぐってしまうのですがそういうわけではなく。これくらいのポテンシャルはフツーに持っているのですよね。ここ2年ほど怪我がちで本領発揮できたゲームは散発で数えるほどだったけど。
いやあ、それにしてもヤヴァイよ。

本職は右なんだけど、相馬の負傷欠場で前々節ヴァンフォーレ甲府戦から左で先発。そしたらどうなのさ、全盛期のアレックス以上のキレキレぶり。アレの場合、緩急のついたドリブルでの切り込みが特徴でしたけど、平川はもう少しそれが平坦な感じ。だけど判断がいいのか、ほとんど止められることなく精密なクロスを蹴るのに成功しています。あるいはDFとの間の詰め方がいいのでしょうか、
さらにはインタビューでも言っている通り、利き足で蹴るのではないだけに、丁寧に蹴ることを心掛けている、というということだけでこれだけの結果につながっているのでしょうか。
それにしたって、甲府戦でのラインぎりぎりからのスピードに乗った折り返しを誰が止められよう?

甲府戦を観戦していたオシムが「浦和ではなぜ相馬ではなく平川なのかわかるか?」とカメルーン戦前の合宿で言っていたらしいけど、まあ、ここでは最近のキーワード「個の力」というのは関係なかったにしても、どうすれば結果を導き出せるのか、そのために自分がどう動けばいいのか、自分のフィジカルをどこまで信頼できるか、そしてピッチの状況は今どうなっているのか、そういうことを一瞬一瞬のプレーで判断して最適なプレーを選択する能力が相馬より上なんだ、ということでしょうか。
あるいは平川の方がサッカーを知っている、というか。

次節神戸戦では、啓太が累積欠場。長谷部が絶不調なので阿部を本職のボランチに戻し、ネネを先発させてDF4枚としてくるか微妙なところ。平川は中盤深い位置の方が生きてくるのでしょうが、オジェックの采配が気になるところ。
もう少し平川の活躍ぶりを堪能していたいのですが果たして。

 

August 27, 2007 in reds |

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