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09/11/2005

23節浦和、4節チェルシー。

先週の闘莉王の怒りも水泡に帰したゲーム。鹿島戦をなんとかドローにもちこんだことには何のイミもなくなってしまった。全員が全員チェイスを忘れ、プレスは中途半端。攻撃において流動的な繋ぎ(というよりイマジネーションが)が皆無。湿度に参っているのか、テレビで観ていてもひどくボールが重そうで足がついていっていない。シンプルな足下のテクにおいてさえ大分に大きく及ばなかった。
唯一田中達也が持ったときだけ自在さがうかがえて期待するものがぶわっと兆すのだけど、どうも良くない。シュートモーションに入るのがいつになく遅い。エメルソンが残していった財産はどこに置き忘れたのだろう。その達也のクロスをじっと待ちかまえていながらドンピシャに決めることが出来なかった鈴木啓太は何を焦ったのだろう。エスクデロが見せた悔しさを他の全員が共有することはないのだろうか、と思う。
ガンバ大阪が独走態勢を固めたともいえる今日、リーグにおいてはもう来季の構想を練らなければいけないのか浦和。

いきなりライブでプレミアの第4週、チェルシーvsサンダーランドが始まる。クレスポが先発で出ている。ロッベンは変わらずピッチを縦横無尽に、江戸の下町の出前持ちのように駆けている。なんでこんなふうに何もかもから解放されたようなパフォーマンスができるのだろう。飛脚のような(って見たことあるわけないけど)軽快さを見せながらなんであんな体幹の太さで相手DFをねじ伏せるようなプレーができるのだろう。

浦和にはスペシャリストがいない。ポンテ(昨日は全然動けてなかったけど)のイマジネーションに基づく数少ないタッチに追いつける者もいない。何かが融合して進化を見せるにはまだまだ時間がかかりそう。

September 11, 2005 in football |

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