フィクサー? ペルー、雑感。
政治家への癒着っつうか、政治家の企業への癒着は毎度お馴染みの光景のようで、庶民のどれほど真摯な怒りがあろうともこういうどろりとした世界が消えてなくなることはないのだろう。欲望が根元なわけだし。
それにしてもちょっとそのへんの茶番劇よりはずっと面白い、マンション耐震強度インチキ問題での衆院委の参考人招致での展開。一番マシかなと思えたイーホームズの藤田にしても責任逃れは見え見えで、そういう意味ではどの「参考人」にも「重み」がない。っつうか、軽すぎる。ヒューザーの小嶋に至っては論外。小者もいいとこ。ただの極道だな。
フィクサーがいるのでしょうね。そいつによっては下手したら小泉がヤバくなるのかもしれない。「あと一期なのだから何とか切り抜けろ!」って、武部が奔走しているのかどうなのか(笑)
広島・女児殺害事件でのペルー人逮捕の件。
朝の報道で初めてこのことを知ったとき、これはある意味、ショックでした。ペルーという国の関係者のことを思うと、という側面において。とくに在日のペルー人にとっては。こういうことには社会的に免疫が何もないだろうし。ないよね?(もし相当するものがあったら教えて下さい。知らないということが罪になる場合もあるしさ)
クスコ料理は好きで、知っているペルーの人もいるし、映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』でのマチュピチュの遺跡の美しさのこととか、たった一人で自国の歴史上のあらゆる負の要素を引き受けて立つような、南米独特の悲壮な面差しのこととか、そういうことを思うと。
この事件を機に、ペルー人への差別・非難が出なければいいんだけどな、でも日本のことだし何か出るだろうな、案の定、出てしまいました。
短絡に過ぎるし、こういう感情こそ非道だと思う。
November 30, 2005 in news | Permalink | Comments (2) | TrackBack (41)