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12/29/2005

ファイナルへ、年末の過ごし方。

仕事納め。とはいっても実際のところ何も納まっていない。持ち越した仕事がどっさりある。とりあえずは、良いお年を、である。

ビデオ録画をミスって、浦和の得点シーンがひとっつも観れなかった天皇杯準決勝。誰がゴールを決めたのか、全然知らない。これからあちこちのチャンネルでスポーツニュースを漁るしかない。うまくゴールシーンの放映にぶち当たればいいのだけど、バラエティのつまらない特番ばかりでどこもやっていない。泣きたくなる。
ついに決勝まで来てしまった。何度も書いているとおり、来季に疲労を持ち越さないためにも(全力を尽くした上で)早々に落ちて欲しかったのが正直な気持ちなんだけど、もうここまできたら再来年のACLへのモチベーションが凄いものになっているだろうから、勝つしかないね。もし来季リーグを獲ったら日本からは浦和だけになるのだろうか?
それにしても清水かよ。当然天皇杯決勝の常連になりつつあるC大阪だろうなあと思っていたのに。10月のリーグ戦での不甲斐ない闘いっぷりを帳消しにさせてくれるようなリベンジ劇を観たかったのに。 まあ、いい。完膚無きまでにノシてやろうではありませんか。

明日早朝から元旦の夜までネットから離れる。温泉と読書と天皇杯決勝。昔から紅白と除夜の鐘という純日本的テイストにはそれほど縁がなかった。近年M-1とかも主流になりつつあるけど、イマイチ入り込めない。なんで大晦日に格闘技なのか、紅白以上に解せないし(笑)

December 29, 2005 in reds | | Comments (0) | TrackBack (4)

12/28/2005

今年の映画回顧。

ベスト10発表の季節になりましたけど、今年はほんとうに映画を観ていない。DVDを含めても納得できるほどのベスト作品を並べることができない。年をとるにつれ本当にフットワークが重くなったなあと思う。昨年は『21g』『モーターサイクル・ダイアリーズ』『父帰る』等の映像的にもヘヴィな作品を映画館で観る幸福に恵まれたんだけどな。
というわけで、1位が傑出している以外は順不同、ってことで。

1位 『ミリオンダラー・ベイビー
    底のない喪失感に絶句する。
    それでも暖かいモノが残る。

   『アワー・ミュージック
    重鎮、現役にて健在ナリ。
    密度の濃さに嬉しくなる。
   『ウイスキー
    ロウな感じが尾を曳く。
    口数が少ない人は、やっぱり恐い。
   『サイドウェイ
    ♂って、バカだねー。
    ♂の僕が観てもそう思う。
    ったく、憎めない。
   『タッチ・オブ・スパイス
    これがトルコでしょう。
    W杯最終予選スイス戦はどうかしていた。
   『Mr.インクレディブル
    めくるめきスピード感。
    実写ではどう編集してもできないだろう。
   『運命をわけたザイル
    息が詰まるような重さ。
    でも、観た後不思議に力が沸いてくる。

DVDで『バットマン・ビギンズ』を観たら、ここに上げた中に割って入ってくると思います。
来年一発目は『愛より強い旅』になる予定。

December 28, 2005 in films | | Comments (2) | TrackBack (2)

12/24/2005

バックアップ奮闘の朝、天皇杯、巣バコ、メリークリスマス。

2週間ほど前にキーボードにコーヒーをぶっちゃけて以来マックの調子が悪く(当たり前か)それでも砂糖もミルクも入れないクチなのでなんとか使えていたのだけど(砂糖が入っていたらかなり悲惨なことになるらしい)、昨夜何度再起動してもエアマックを認識しなくなった。ついひと月前にノートンをかけたのだけど念のためにまたかけておこうとCDから立ち上げたら、立ち上がったところで固まってしまう。3度繰り返してもそうなので仕方なしにCDを強制排除してサイアクOSの再インストールやなと半ば諦めつつOSのCDから立ち上げ、幾つかのデータを移しておこうと外付けにつないだらこれさえ認識してくれない。

ウチの相方が大事なデータを入れているらしく(いったい誰のマシンなのだろう)、これに入れといてとCD-Rに焼くことを要求してきた。そうか、その手もあったのか(笑)と合わせて800メガ余りのデータを焼いて、デスクトップから捨てたら、エアマックが認識され、外付けのアイコンまでマウントされた。

何だったのだろう。

もちろんこの際だからとせっせと外付けにいろんなデータをコピーしたのだけど、いくつかがエラーコード50とかでコピーを終了できずに終わってしまう。マニュアルを紛失してしまっているのでこの辺を解決しようとLogitecのHPを見てみるのだけど、どのトラブルシューティングにも出ていないし、具体的なサポートはFAXか手紙によるものだけ。
なんでメールじゃダメなの?
クラシック環境のデータも混在しているので、その辺のドライバ絡みで何かあるのかもしれないけど、あー、メンドくさい。

でもまあ、iTunesに突っ込んでいたものは全部コピーできたし(6GB弱!)、無事に年越しだけはできそうだ。

午前中こそ外付けへのコピーでバタバタしていたけど、午後は徹底して自堕落なイブになった。僕が昼ご飯を食べる前にウチの相方は長い昼寝(ほんっとに長い)に入ったので、SPEECHやらEGO WRAPPIN' をちょっとした音量で鳴らせながら天皇杯準決勝の大宮vs鹿島を観た。天皇杯の性格とはいえ、どうしてこの2チームの対戦を、それもベスト8だというのに仙台くんだりでやらないといけないのだろう。磐田vs清水は丸亀だったりするし。浦和は埼玉スタジアムで、セレッソ大阪は長居でそれぞれ勝利を収めたから、その意味ではサポーターたちに不公平な組み合わせだったといえるのではないか。

驚いたことに大宮がコレクティブで球足の速い、いいサッカーをしていた。浦和とのリーグ戦で今季は2度大宮戦い方を目にしたけど、全然質の違うサッカーだったように思う。絶妙の飛び出しと切り返しから決めた森田も素晴らしかった。準決勝、この大宮に浦和は臨む。細貝のメドが立ったようだし、堀之内は相変わらずいいコンディションとモチベーションを保てているようだし、楽しみだ。平川が復帰してくれたら僕的にはいうことない。

夕方日が暮れてから近くのカフェ『巣バコ』までチャリで行く。貧乏な僕らに似合いの、ディープでチープなお店。いや、いい意味でね(笑)Subako1 くたびれてスプリングがすっかりバカになってしまった固いソファと、どっかの廃校から持ってきたような(あの)パイプ椅子、木の机(テーブル)とか。昭和30年代ですかね。イブをエビスビールで乾杯し、ペンネグラタンを食す。一号店は中崎町にあるらしい。近いウチにココにもチャリで行ってみよう。

メリークリスマス。Xmas

December 24, 2005 in life | | Comments (0) | TrackBack (3)

12/23/2005

くちばしにチェリー。

ここにきて、っつうか、今更ながら EGO WRAPPIN' にハマっている。彼らがブレイクしていた4年前は、多忙の余り音楽からは遠く離れてしまっていて、聴く気になれたのはジャズとモーツァルトだけだった。たまに LOVE PSYCHEDELICO をあたらしもの好きで聴いていたくらいか。

Kutibashi
何がきっかけだったか、iTunesで EGO WRAPPIN' を何曲か購入して、まだMusic Sotreには入っていないアルバムの曲が欲しくてアマゾンの中古で何枚かポチッとしてしまった。当然ウチの相方からは相当に睨まれたのだけど。
『くちばしにチェリー』『満ち汐のロマンス』、マキシシングルの『色彩のブルース』の3枚。『くちばしにチェリー』は3年前、永瀬主演のドラマ『濱マイク』の主題歌だったらしいが、全然記憶にない。まあ、TVドラマは観ないクチなので、仕方ないか。

昭和歌謡とか、ジャズのなんたらとか、いろいろ形容されたようですけど、声的にブルーズちゃうの? どんな曲を聴く環境に育ったのだろう、と思ってしまう。正直、ウラヤマシイ。
大阪のコ達らしいけど、今は別のユニットで活動しているらしい。解散したわけではなく。
この26日に中之島中央公会堂で EGO WRAPPIN' のコンサートやるらしいけど、開演時刻が6時前って、どうよ?(笑) 会場の使用規則の問題なのだろけどさ。場所が場所的に。

December 23, 2005 in music | | Comments (0) | TrackBack (7)

12/21/2005

『プライドと偏見』

年の瀬らしく、忙しい。平日に映画の試写会に行けるご婦人方がほんとうにうらやましい。っつうワケで、うちの相方は友人に誘われて『プライドと偏見』を観てきた。察しの通り、ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』の映画化作品。
って、原作読んでないけど。
相方はいたく感動していました。

チラシで観たのだけど、主人公を演じているキーラ・ナイトレイの顎のKielaラインが素晴らしい(笑)(演技も、アカデミー賞を予感させる、らしいのだけど) ショーン・ヤングの骨格に匹敵するかもしれない。容貌に関することはあまり大きな声で言うものではないけど、「女優」というのは作品だから、言ってもいいと思う。
首筋から肩、鎖骨の陰影もいいですね。

December 21, 2005 in films | | Comments (0) | TrackBack (6)

12/18/2005

日曜、欲望、『クローサー』、サンパウロ。

今朝のニュース特集を見て思ったのだけど、それにしても小者だね、総研所長の内河。こいつが本当にこの一連の耐震偽装疑惑問題のフィクサーなの? って、こちらが欲求不満になるほどにただのペテン師風情。証人喚問でこうも簡単にオチるとは。馬淵が掴んでいた材料が素晴らしかったというのもあるけど、こういう場であの落ち着きの無さはどうだ。まだヒューザーのあのオッサンの方が現実的な人間臭さがあって、いい。いや、良い悪いの問題じゃないけどさ。汚辱と欲望にまみれているのには変わりない。
しかしこれって、内河の裏にまだ誰かいるんとちゃうの? 自民党がろくな追求をしていないようだけど、なんか怖がってない?(笑)

 

その後、DVDでマイク・ニコルズの『クローサー』を見る。レンアイ関係において主人公たちがこうも簡単に嘘を重ねると、観ている側も何を信じればいいのかわからない。まあ、自分を大切にするあまり(あるいは全然自分が見えていないから)嘘をついたり、駆け引きを楽しんだりするばかりのレンアイはたいてい不毛な結末に終わるから、その意味ではまっとうな映画だったと思う。ある意味、(レンアイにおいて)強い人間はひとりもいない。マイク・ニコルズ的だといえばいえる。ハリウッド的だといったほうが近いのか。
ただ、レンアイを離れてあやなす4人の心情は事あるごとにいろいろな反応を見せて面白かった。ジュリア・ロバーツの女性カメラマンなど、こうまで自分を持てず曖昧な態度をとる結果、見事に相手を振り回してしまうあたり、秀逸。この辺がレンアイのレンアイたる所以なのかもしれない。
でもまあ、自分を見失わないようなレンアイなど、端から見て面白くも何ともないだろうな(笑)

Ikura_3
午後1時になってやっと相方が起きてきて、昼食。昨日の三平汁を味噌汁にして、ごはんはいくらをのっけて。いくらは解凍したものなのでさすがにかなりの量が潰れてしまっているけど、尾を曳く弾く。

で、いつもの日曜の午後、ゆっくりしてからプールに行く。
昨日仕事でセミナーを受けていた間、足首を回しながらストレッチをしていたら右の足首がぱきんと異様な音を響かせて、一瞬固まってしまう。何かが予告されたような音だった。
痛みはなかったけどくるぶしの前辺りにじーんと重いしびれが残った。何だったのだろう。
昨夜は念のため湿布をして眠り、今朝も普通には痛みがなかったけど触ると鈍いイヤな感じがあるのでプールでもトレッドミルでのランニングも本当に軽く流すつもりでいたのだけど、思いの外身体が軽かったのでちょっといぢめてしまったのだが、代わりに左の足首が痛くなってしまう。世話ないね(笑) あちこちのバランスが崩れているのだろうな。その辺を勉強してバランスの矯正をしたいのだけど、なかなかそういう気分が乗ってこない。もうちょっと時間に余裕を持てればいいのだけど。
ストレッチはしっかり20分。背筋のある一点の、しこるような、突っ張ったような痛みが気になる。爆発しなければいいのだけど、年末だしどうなることやら。

そのあとでウチにはプリンターがないのでキンコーズまで年賀状の印刷に行く。マックは2台しかなく、それが空くのを待っていたのだけど、使っている2人はそれぞれどうも「作業」をしているらしく、1時間近く待たされ、キレる。キンコーズに来てまで作業なんかせんといてくれー。隣でWin使っていたおばさんなんか、ネタを最初から作っていたしね。なんか、勘違いしている人が多いように思う。

帰宅して、ビアを飲みつつトヨタカップ決勝戦を前半の途中から。ミネイロの素晴らしい飛び出しからサンパウロが決め、そのまま守りきる。リバプールはクロスめいたロングボールを放るばかり。相手を崩していくシーンの少ないことといったら。ベニテスもダメだこりゃ、という風情。なにをやってもあからさまにオフサイドに引っかってしまうしさ。慌てているというか、自分を失っていたんじゃないかと思ってしまうほど。
GKセニが瞠目すべき好プレーを重ね、当然のMVPか。
それにしても紙吹雪も発煙筒も何もなく、スケールの大きさが謳われているわりにはさみしいウィニングラン。寒いだろうにね。まあ、日本が舞台ならしようがないか、と思った日曜。

December 18, 2005 in life | | Comments (0) | TrackBack (6)

12/17/2005

CLバルサ戦、浦和の王の動向。

CL決勝トーナメントのバランス悪すぎ。
レンジャーズvsビジャレアルっつう(それほど興味の持てない)カードがあるのに、なんでバイエルンvsミランなんだろう。っつうか、なんでいきなりチェルシーvsバルセロナよ.....
でもまあ、これさえ勝ち抜けばCL獲ったも同然だろう、チェルシー。今季のバロンドール受賞者に臨むランパードの気迫に期待したい。あるいはロナウジーニョの個人的創造性vs策士モウリーニョの頭脳という構図か。
それにしてもPSVvsリヨンというのがなんかそそられるな。

本人の知らないところで事が進み、怒りを隠さない元浦和の王の動向が気になる昨日今日。もし本当に浦和に戻るとなればコンディション次第だけど、長谷部、ポンテ、あるいは山田との共存が気になるところ。アレ放出というのもまた考えられるか。アレも怪我がちで好不調の波が激しいし、チームとしては左を強化するのが最優先と思うのだが。
とにかくどこのクラブに行くにしても怪我なくベストコンディションを維持して欲しいっすね。
ああ、小野がランパードなみのフィジカルを持っていたらな....

December 17, 2005 in football | | Comments (0) | TrackBack (0)

厳冬ですか。

数日、耳がちぎれそうなチャリ通勤が続いている。寒い。でもまあ、夏の酷暑よりは冬の厳寒のほうが好きだから、いい。温暖化現象への警鐘が喧しいけど、これだけ暑い寒いがはっきりしていたら、まだまだ大丈夫じゃないかと思ったりする。暑いのはほんとに苦手なのだけどさ。

というか、今年は秋が(個人的には)すっぽり抜け落ちていたような気がしないでもない。残暑が10月まで続いて、なんかわけのわからない曖昧な季節があって(それが秋だったのだろうけど)、すとんと冬になった感覚がある。僕にはその曖昧な季節を楽しむ余裕なんて、ここ数年、ない。昨日まであっついなーと思っていたはずが、ある朝、うわっさぶっ、となる
いやあ、ほんとに寒い。

だから、寒いのはいいんだけど、この乾燥っぷりがキツイですね。会社でも出先でも自宅でもコンタクトはカパカパに乾くし、夕方になったらやたら喉渇くし、唇まわりは痛いし。携帯用加湿器ってないものですかね。チャリ乗っているあいだはマスクとかしたほうがいいのかな。これほど渇いている大阪の冬って、あまり経験したことがないなーって思っていたら、10年ぶりの厳冬か? とニュースになっている。
寒いわけだ。

そのせいか、暫くなりをひそめていた背筋痛がぶり返してきた。左腕もじんじんと痺れるような感じで、ったく、いやらしい。仕事はデスクワークがほとんどなのも一因なのだろうか。平日お湯に浸かることはまずないのだけど、今日はもうたまりかねてAYURAのアクティブスパを入れて読書しながら40分余り浸かっていた。毎日続けないとダメなんだろうな。

December 17, 2005 in life | | Comments (0) | TrackBack (0)

12/13/2005

パソコンにこぼしたコーヒー、顛末記。

今朝、いつものように食事しながらダイニングテーブルに置いてあるパソコン(iBook)でメールをチェックし、ネットで簡単な調べものをしながらコーヒーメーカーのコーヒーをカップに注ごうとしてキッチンカウンターに置いてあったコーヒーカップを取ったら、....それは空のカップではなかった。

ウチの相方が昨日のコーヒーの残りをあとで飲もうと思ってとりあえず中身を移したカップらしく、てっきり(習慣的に)空だと思ってカップを持った勢いで案の定、その中身がパソコンに、どっぴゃー......

一瞬何が起こったのか分からず頭の中はマッシロ。
口をついて出た言葉はひとこと、「何でだよ....」

出勤まで間がなかったし、電源を落としてキーボードを外して拭き取り、でもキーボード自体に入り込んだコーヒーをどうすることもできず、取り敢えず乾かすために窓際に放置して出勤した。


会社で空いた時間に「iBook キーボード 洗う」でググってみたけどアップルの、それもiBookに関して希望の持てる記事はイッコもヒットせず、キーボード交換かなあと半ば諦めていたところで相方からケータイにメール。

乾いたので立ち上げてみた。
1.セーフブートで立ち上がる
2.Air Macを認識しない
3.まんなかあたりのキーが死んだ

とのことで、......orz


っつうか、セーフブートで立ち上がるんやったら基盤は大丈夫のはずなのに、なんでAir Macを認識しないのだろう。単にAir Macカードが死んでしまっただけならいいのだけど。
どっちみち、キーが一部死んでいるのだったらキーボード交換は確実なワケか。
ということでクイックガレージとアップルコールセンターに問い合わせて経緯と症状を説明したら、見積もりが9万円余り(溜息)


9万するんやったら新しいのん買うか? と相方からのメール。買うんだったらPawer Bookにするしなあと調べたらどうみても18万余り。ほんまにそんなお金出してくれるんかな....と疑心暗鬼で頭抱えていたところ、

システム終了できなくなってしまったから、強制終了ボタンをポチッとして、もう一度立ち上げたら、全部なおったみたい

と、再度相方からのメール。

冗談はやめてくれ。強制終了ボタンって、リセットボタンのことか。それって、パワーマネージャをリセットするってことだろ。
でもそれで、全部元に戻った、って........どゆこと?


教訓1。
水物はパソコン回りに一切置かない(常識であるけれど、現実的にほぼ実行不可能な常識)
実際問題、パソコンを水物の側に置かない、ではなく、水物を、である。

教訓2。
コーヒーはどうせこぼすならブラックに限る(本当のところ、そうらしい)

教訓3。
やってどうなるかわからないことでも、とりあえずやってみる(ダメモト)

教訓4。
習慣は恐い。

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12/12/2005

『ブコウスキー オールド・パンク』

日曜のレイトショーなんて、ほんとに客がいない。そりゃ、日曜の夜は「ウルルン放浪記」があるし、今日はトヨタカップの初日だったし(全然盛り上がらなかったらしいけど)、僕だって自宅でゆっくりしたかったのだけどいろいろとそうもいかない事情があって仕方なく日曜に。

ブコウスキーが晩年、マックのII siを使っていてたことは『死をポケットに入れて』のなかで何度も触れられていて、「わが友」とか「わたしの新しい慰め相手」「わたしの唯一のおもちゃ、言葉と戯れるために」(マック使いはいずこも一緒やね笑)と愛を込めて表現している。映画の中でそのII siを前に座っているカットが一瞬映し出されて、デスクトップにはなんとCLARIS!
そうか、クラリスで書いていたのですね。そりゃ、そうなんだろうけど。なんというか、隔世の感。
初期の、例えば『ブコウスキー・ノート』あたりに比べたら遊びに満ちた感覚だとか踊るような軽快さとか、併せて濃密さとか、そうか、そういうものはすべてマックのせいだったのかと、今更ながらしみじみとしてしまったのでした。 50年余りタイプライターを使っていながらマックに移るというのは、いったいどういう心境の変化があったのだろう。白血病を患う数年前に結核にかかったらしいけど、そのとき何か思うところがあったのだろうか。

一度何かの機会にブコウスキーの声を聞いたことがあったはずなのだけど、意外に硬質の、人を引きつける低音とはいえない声でちょっと違和感がありました。僕はポエトリー・リーディングを体験したことはないのだけど、それに似つかわしい声とは言えないような。映画の中にも出てきたけどトム・ウェイツのほうがずっとそれっぽい声をしていますよね? あるいはバロウズの声とか。

奥さんのリンダがU2の追っかけだったらしくて、ボノがしみじみと得意げにブコウスキー夫妻をライブに招待したときのことを語っていましたけど、(多分U2のことだと思うのだけど)『死をポケットに入れて』のなかで自分たちをドジャー・スタジアムでのライブに招待してくれたあるロックバンドのことを「彼らは今や体制になってしまっていた」と書いている。そのことを「かれら」は知っているのだろうか。

友人のひとり、ハリー・ディーン・スタントンの、ブコウスキーの詩を朗読するシーンが情愛に満ちていて、よかった。
エンドロールに使われていたのがマーラーの小品じゃなくてベートーベンのソナタだったのは、映画としてはちょっとセンチメンタルに過ぎた気がしないでもない。

December 12, 2005 in films | | Comments (4) | TrackBack (25)