『ピアノ・ブルース』
マーティン・スコセッシがブルーズをテーマに企画制作した『ザ・ブルース ムーヴィー・プロジェクト』の中の一つで、クリント・イーストウッドの監督作品。ほかにはスコセッシ自身の『フィール・ライク・ゴーイング・ホーム』、ヴィム・ヴェンダースの『ソウル・オブ・マン』やマイク・フィッジズの『レッド、ホワイト&ブルース』などがある。
2003年の作品だけどイーストウッド自身が劇場公開を望まず、日本ではWOWWOWでのみ放映。DVDが出ていたので、TSUTAYAで借りて観ました。
僕はブルーズに関してはほとんど何も知らない。 Tボーン・ウォーカーもマディ・ウォーターズもロバート・ジョンソンもほんのちょっと触った程度だし、B.Bキングに至ってはポップソングとしてしか聴いていない。何しろキングよりトム・ウェイツの音楽の方がブルーズだよなあと感じながら聴いているくらいだから。でも、B.Bキングをポップスと受け止めて聴くのは案外正しい聴き方なんじゃないかと思う。
で、『ピアノ・ブルース』。
最初にレイ・チャールズがスタジオにインタビューを受けに現れたときの、迎え入れるイーストウッドの表情に感動してしまう。もう、愛情とリスペクトしかないのですよね。ひゃーっ、こんな表情をする人だったんだ、ってね。穏やかなことこの上ない。
チャールズに限らず、デイブ・ブルーベック、パイントップ・パーキンスやマルシア・ボール、ドクター・ジョン等、どのブルースマン(ウーマン)に対しても、そう。ほんとうに子供みたいな、嬉しそうで、優しい表情。
意外な一面、というのでもなかったのですけど、ちょっと新鮮だった。今後、イーストウッド作品の見方が変わるかもしれない。
December 8, 2005 in films | Permalink
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