ホテル幻想。

出張で来阪したウチの相方の友人カップルの歓待で行ったリーガロイヤルの『宙空（ほしぞら）』。大阪のホテルのラウンジバーはまったくといっていいほど知らない。別に偏見をもつつもりはないのだけど、洗練にはほど遠い。バーだけじゃなく日本料理メインらしいところ。カウンターに座ったらまた違った印象になったかもしれない。26階からの夜景だけには息を呑む。
神戸ベイシェラトンのバーでのトム・コリンズにはしっかりキレと甘さが同居していた。祝祭的なもが排除された芯の通ったポリシーがあった。それに比べてここのは妙にたるく、媚がある。リーガロイヤルの「ロイヤル」ってどういう意味なのだろうかと思ってしまう。少なくとも、オーセンティックではない。

っつうか、シェラトンとリーガロイヤルを比べても意味ないことなんだろうな。客層からして違ったし。極端にいえば、ビジネスとファミリー。緊張感の差があからさま。はなからコンセプトが違うものをあれこれ言っても仕方のないことだけど。

幻想を持ち過ぎか。