勝てる試合を逃したACL第二戦。
川崎のバンコク大学(タイ)戦を観ていて、足下をすくわれるってこういうゲームちゃうんか? と思っていたら案の定そうなってしまいました。フィジカルの違いなど眼中にないバンコク大学の、明らかに格上のチームとの国際試合というモチベーションからくるスピードが川崎を圧倒していました。あるいはそのあたりでとまどったのかもしれない。そういう意味では面白いゲームでした。前半しか観なかったのだけど。
で、シドニーFC vs 浦和レッズ。川崎がはまってしまったネガティヴなメンタリティに浦和が躓くはずもなく、ガチンコのゲームになるかなーと思っていたのですけど、誰が誰をマークするのかわからないままにいかにも浦和らしい立ち上がりの悪さから早々に先制される。この試合の入り方の悪さはもう、直そうったって直らないのですね、浦和の場合。
闘莉王がどれだけテンパっていても。
前半はポゼッションで圧倒されたばかりか、とにかくパスの精度が悪いわプレスに甘いわ奪ったボールはすぐ奪い返されるわでカウンターばかり喰らい、その上、小野、ネネの左がばっさばっさ斬られてました。阿部あるいは啓太が小野の裏をケアすることで対応できていったようですけど、前半で2点献上。
前半30分過ぎまで浦和の右が動くことはほとんど無く、ノブヒサいい加減走れよーと思っていたところでやっとするするっと上がっていって、ポンテへのクロスから1点目。シドニーFCの右は、浦和の右に対して完璧に無警戒でした(笑)
ネネが負傷退場し、長谷部が入ってボールもつながるようになったものの連動した攻撃オプションは見えず。走っていたのはフィニッシュにおいて絶不調のワシントンと、ポンテだけ。小野が走ってくれたらまた違う展開になるだろうに。
阿部はともかく闘莉王も啓太もあまり攻撃参加しなかったのは恐らく今週末の代表戦とリーグ戦に備えてのことなのだろうけど、後半のシドニーの動きの重さを見る限り、勝てる試合をみすみす逃したといっていい。2-2とはいえ、アウェイゴールが大きくモノをいうわけではないのだし。
でもまあ、そんなことよりも、ノブヒサに変わった平川まで負傷してしまってターンオーバーさせていく前からこんな状態で、スタメンを固定してきたツケがもう回ってきたかよという感じ。
March 21, 2007 in reds | Permalink
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