浦和、第15節と第16節。
FC東京戦の録画をやっと観ることができ、昨日のヴィッセル神戸戦と併せて思うところはやっぱり、たった一人の選手の戦列復帰だけでこうも変わるものなのか、ということ。ラインが高くなるわ、陣形がコンパクトになるわ、そこかしこにスペースができていくわで、達也効果が顕著。ポンテがいつ、どんなパスを提供するか、ワシントンがどう動くかをリハビリの間にしっかり観察していたのだろうし、そのうえでの練習でのコミュニケーションは、熟するほどこなれているのだろうとはいえ。試合勘も、長いインターバルを全然感じさせない。
もう、素晴らしいとしかいいようがない。
東京戦の立ち上がり、スロースターターらしくない浦和の攻め。チェイスの姿勢はともかく、誰かがボールを持ってからの全体の動きがとにかく速い。多分、東京も、「え、これが浦和?」って戸惑いがあったんだと思う。弾かれたワシントンのミドルに詰めた達也の先取点以降も、ダイレクトパスを中心にした早い展開は収まることなく。
ノブヒサは久しぶりにテンションの高い動きを見せ、パスの精度はともかく攻守に奮闘。暑い方が調子いいんだったっけ?
後半は東京に攻め込まれるシーンが多くなったけど、詰めの甘さに助けられて失点の気配はまったくなし。ワシントンも自分の不調を自覚してか、いつもよりポストに徹したプレーで、ポンテとの諍いのあとはワシントンらしくない素直なリアクションが目立ちました(笑) シトン攻略法の裏をかくプレーを修得してほしいものです。
神戸戦は東京戦と同じメンツだったけど、ノブヒサをウイングにあげた3-5-2。左の相馬が神戸戦で効いてなかったので、右からの攻撃を活性化させようとしたのか。
でも、そんな配慮は要らない心配で、水を得た魚のようにとにかく達也が走る。ポンテが嬉々としてパスを放ってましたもんね。
もっとも衛星のようにシトンの周りをぶんぶん走る達也に恐れをなした神戸はべったり引いていたのでなかな崩せず、結局先取点はポンテのCKから今季初得点の闘莉王のヘッド。
その後も中盤はいいように支配したまま後半へ。
後半、疲労のことを考えてバランスを取ろうとしたのでしょうか、さすがにペースを落としてあえて神戸にボールを持たせていたふしあり。それでも全然恐くないんですよね。逆に神戸が怖がっているようで。大久保のいらだちも分かるような気がしてきた。でもまあ、浦和の3枚を落とせるわけがない。
PKをワシントンが蹴ると分かった時、誰もが「まじかよ?」と思ったはず。案の定榎本に鮮やかに見切られてしまいました。成長が見えないー(笑)
東京戦も含めて長谷部の奮闘が目立ちました。何か、期するところがあるのでしょうか。
June 21, 2007 in reds | Permalink
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