でも、ミランよりボカとのゲームが観たいんだよ。
クラブワールドカップ、浦和の初戦。
画竜点睛を欠く、というほど驕った気分でもないのだけど、後半34分、永井に代わった小野の横パスは軽卒にすぎ、カットされてスルーを出され、闘莉王がクリアしきれず失点。この、やらずもがなの1点さえなければ、もうほんとに完勝、だったのに。どうしてここまできてこんなつまらないプレーをするんだろう...
今この時期に積み上げられるものなんてたかが知れているだけに、あの時の底のない虚脱感をどう恢復させてセパハンとの試合に臨むのか、だけが焦点。既知の通りポンテが靭帯断裂で戦列を離れ、達也も左太もも裏肉離れ悪化で離脱。平川も伸二も万全とはいえず、ノブヒサも復帰できるか微妙なところ....ということで、希望を抱かせる話題は皆無。
逆に、セパハンの正GKが発熱でダウンというのが朗報と言えば朗報だったかも知れません。
そんな中でセパハンが全体的に低調だったことにも助けられ、オウンゴールもあって3点奪取。ディフェンスに関しては何もいうことなく(もちろんセパハンがあまりにしょぼかった、ということもあるけど)、久々に何の注文もないゲームを観れたな、と思っていた矢先の、ほんっとに無駄な失点。
あそこまで底に落ちたメンタルを立て直すのに必死だったはずの9日間の後の最初のゲームで、どうしてこんな緊張感のないプレーができるんだろう。
結局ノブヒサも平川も先発から外れ、中盤上位は左から相馬、長谷部、細貝という、今季半ばの浦和を振り返れば、もう絶望的といっていい布陣。コーナーキックを勤めたのはJ最終戦同様、永井。
が、相馬がデカい仕事をやってのけてくれました。立ち上がりからなんかあったのかコイツは? ってふっきれたような動きを見せていましたが(逆にあれだけの失意のあとで何も変わらなかったら、スポーツ選手としてはもう寿命、ということだろうね)、30分過ぎの、エリア内に入った永井へのクロスは見事。これは長谷部の大チョンボという噴飯ものに終ってしまいましたが、その後すぐに今度はエリア内まで持ち込んでエンドラインぎりぎりから、これまた永井へのグラウンダーのクロス。これをきっちり決めて、なんと5試合ぶりの先取点。
前半、ワシントンが、身体は軽そうなんだけどトラップはもとよりゲーム勘が冴えない動きでどうなるかと思いましたが、後半早々、阿部からのスルー気味のパスをワントラップで方向修正、そのままドリブルでエンドラインぎりぎりまで持ち込み、シュート。ワシントンのリーチの長さと懐の深さがあってこその素晴らしいゴールでした。
結局右サイドはほとんど機能しなかったけど、セパハンの拙攻に助けられ3-1でミランとの対戦が現実になりました。
でもね、ボカとのゲームの方が観たいんだよな、と思っているサポは多いはず(笑)
December 10, 2007 in football | Permalink
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Tracked on 12 Dec 2007 11:46:21
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