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12/07/2007

「カンナさん、大成功です!」、他3本。

久しぶりに劇場で映画鑑賞。といっても試写会だけど。
「カンナさん、大成功です!」は美容整形大国の韓国映画。韓国映画は食わず嫌いで、というか、他国の映画で観たいの山積みなので後回しにされるだけのことなんだけど、他には「大統領の理髪師」しか観たことがない。
原作が日本のコミックだということは観る直前の、ウチの相方からの情報。ラブコメだけに全然気乗りしていなかったけど、これでちょっとは期待してもいいかな、と思っていたのですが(コミックもここ数年とんと読まないのだけど)...

まあ、「それだけの映画」という一言で片付けられる映画でした。他には、「なんでまたこれを映画にしたの?」と言うか。ラブコメは概ねそんなものでしょうけど、それにしたって....と話になりません。
ちょっと意外だったのは美容整形をすることに対してかなり肯定的だったこと。そして、その目的が結局、関係性から逃れられるものではないことを認めていること。ラブコメという性質上、仕方のないことなのかもしれませんが、まあとにかく楽観の極地。
主演女優の声が特徴的で(いわゆるアニメ声とはまた違いますね)、耳障りがよかっただけに、残念。

 

以下、ケーブルTV録画から3本、最近観た映画をコンパクトに。

「トゥルーへの手紙」ブルース・ウェバー作品。
ウェバーといえば何よりもチェット・ベイカーを撮った「レッツ・ゲット・ロスト」の詩情に尽きますが、これも佳作。911を背景にした、反戦メッセージ色の濃い映画。でも、いわゆる環境映画的雰囲気もあり、気負いなく楽しめました。
4本ほど詩の朗読が入って、それもマリアンヌ・フェイスフルであったり、ジュリー・クリスティであったりと、この辺も好みだったので個人的には好きな作品。
ダーク・ボガートについてのエピソードが意外だったな。

「パルプ・フィクション」クエンティン・タランティーノ作品。
劇場では観ているのだけど、もう一度。この作品のサミュエル.L.ジャクソンは好きではなかったはずなのですけど、好演じゃないですか!(笑)
ハンバーガー食いながら「んーー(旨え)」ってあたり、相当なアメリカンテイスト爆裂で、最高。
どのシチュエーションも、次の展開への緊張感が物凄くて、改めてタランティーノの脚本に感動。

アンジェラ」リュック・ベッソン作品。
これも2度目。主人公アンドレを演じるジャメル・ドゥブーズがほんとに素晴らしくて、親近感持てる。フランス映画では珍しいキャラクターじゃないか? ペーソスの必要のない人生、を体現している、というか。
ベッソンのリズム感、絶好調ですね。

 

December 7, 2007 in films |

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