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04/27/2007

巨星墜つ。

これほどこの表現がしっくりくる音楽家もいないように思う。音楽における経歴はもとより、社会的な部分でクローズアップされることも多かった。音楽家としては史上もっとも多くの勲章を授与されているらしい(→Wiki)。親日家で、九重親方と親しかったりもする。

YouTubeからバッハの組曲第3番を'62年の演奏で。

チェロはここしばらくフルニエしか聴いていなかったのだけど、あらためて聴き直してみようか、ロストロポーヴィチ。
以下、iTunes Store でどうぞ。

●J.S. Bach: Cello Suites 1, 4 & 5 - Mstislav Rostropovich   Mstislav Rostropovich - J.S. Bach: Cello Suites 1, 4 & 5 - Mstislav Rostropovich
●J.S. Bach: Cello Suites 2, 3 & 6 - Mstislav Rostropovich   Mstislav Rostropovich - J.S. Bach: Cello Suites 2, 3 & 6 - Mstislav Rostropovich
●Romeo and Juliet, Opp. 64a & b   Mstislav Rostropovich & National Symphony Orchestra Washington - Romeo and Juliet, Opp. 64a & b
合掌。

 

April 27, 2007 in music | | Comments (0) | TrackBack (0)

04/25/2007

ACLアウェイ、上海申花戦。

ACL、上海申花アウェイ戦。永井が肉離れということで先週のリーグ戦から当然システムとメンバーの大幅な変更があるのだろうと期待していたのだけど、ワシントンがワントップ、実質SBは左の阿部ひとりという不格好な4-2-3-1。闘莉王が戻ったので、まあ現状での不動のメンツか。

有機的に機能すればそれでいいのだけど、山田(SH)が中途半端に下がってしまって右からの有効な攻撃がまったくと言っていいほど無い。ただ、システム的には右SBだった坪井が好調で、その好判断で何度かピンチを未然に防いでいた。今日のゲームは坪井の集中力に救われたといってもいい。

中盤は話にならない。引いた相手を崩すだけのスピードもなく、意図の見えないパスが多すぎる、意図を引き出すランも無い。ボールはほとんど足元から足元へ。
そういう意味で、ときめいたのは、後半途中から入った平川のスピードに乗ったクロスらしいクロスに長谷部が飛び込んだ時だけ。長谷部はよく走ったと思うが、チーム全体として畳みかけるような流れが作り出せていないから、その走りが生きてこない。

っつうか今日に限ったことではなく、キープもできない、走れない、かわせないFWを使い続けるオジェックの意図が見えない。
事態は深刻なはずなのだけど、ベンチがこうも頑なに動こうとしないのは逆に何かあるはずだと期待してみる。この局面においてまでも新しい駒を使おうとしないのに理由がないわけない。もう若いのを放っておく手はない。

もうひとつのACL、川崎ホームの全南戦は先週末の浦和戦の好調ぶりそのままに、3-0の快勝。初先発の鄭 大世(チョン・テセ)がブレイク。前線のスピードが浦和とは雲泥の差。
あー、嫉妬する。

 

 iTunes Store(Japan)

April 25, 2007 in reds | | Comments (0) | TrackBack (1)

04/19/2007

インターネットラジオの危機。

昨日の朝、インターネットラジオ(オンライン放送局)のPandoraからメールが来ていて、どうせ社交辞令的なもんだろうと放っておいたのだけど、夜遅くなってTwitterで遊びながらネットを巡回していたら、ちょっと深刻なブログエントリ(→参照感じ通信)にぶちあたった。偶然にもこのメール絡みで。
そのメールは、" I'm writing today to ask for your help.  " に始まっている。

 

 iTunes Store(Japan)

発端はもう例によって、としかいえない気分なのだけど、ワシントンDCでの著作権料委員会が下した著作権料率アップ決定(3月2日)により、ラジオ局が悲 鳴をあげ、異議申し立てをしたことに始まる(3月20日の ITmedia News より)。やっかいなのは単なる著作権料の問題だけではない。

オンライン放送局は、放送チャンネル1つに付き500ドル(375.8ユーロ)という年間料金についても見直しを求めている。オンライン企業のなかに は何千もの聴取オプションを提供しているところもあるため、そうしたチャンネルを個々にカウントすれば、オンライン放送局にとっては膨大な料金になりかね ない

という。

Pandora は、利用者各自のチャンネルを持つ。たとえば、ブリトニーが好きだったら "Britney Spears" というチャンネルを持てるし、マドンナの "Ray of Light" が好きだったら、 "Ray of Light" というチャンネルを作ることができる。というわけで、僕も今のところ20あまりのチャンネルを作っている。オンライン放送局がリスナー全員の、すべての チャンネルに500ドルずつの年間料金を課されるのはたまったもんじゃない。ネットラジオという業界の壊滅は間違いない。

そして4月17日、 ITmedia News では「インターネットラジオ局は敗北を喫した」となる。

4月17日の決定で、著作権料委員会はこの再検討の申し立てをすべて却下しただけでなく、5月15日という新著作権料支払いの期限の延長も拒否した。

だが委員会は、1人のオンラインリスナーが1曲聴くごとに著作権料を徴収するという新システムではなく、従来通り平均聴取時間に基づいて料金を計算するこ とだけは認めた。この免除は昨年と今年の支払い分にのみ有効で、それ以降は曲当たり、リスナー当たりの新しいシステムが施行される。

保守にまみれた業界が新進の展開を潰す際の典型的なパターンか。
そういうわけで、「多数のネットラジオ局がこの問題への関心を喚起し、リスナーに対し米議会議員に手紙を書くよう促すキャンペーンを発表した」。
Pandora からのメールはその一環だろう。

ネットラジオ局の収入はもちろん広告料がほとんどなのだけど、Pandora の代表自身、音楽家。聴きたい時に聴けて、聴きたいジャンル(チャンネル)の音楽を選べるという点でネットラジオは重宝している。存続していってほしいな。

関連記事→ネットラジオのすすめ。

 

April 19, 2007 in news | | Comments (2) | TrackBack (2)

04/18/2007

U22北京五輪予選、シリア戦。

家長トップ下。本田は左だけどほとんど右で動いていた。ただでさえ梶山が広大なスペースを走らざるを得なくなる。どうなんだろう。右にはSB的に水野がいるからまだいいけど、これじゃ家長が孤立するんじゃないか。タイプは違うけど、このふたりを共存させるにまだ一考の余地があるし、熟すのにも時間がかかりそう。
というかその辺のこと、反町はあまり考えていないんじゃないか(笑)

なんかボールが走っていないな、芝がねばっこい感じ、でもまあそれは同条件なわけだし...と思っているうちに、日本はコンパクトなパスつなぎを半ば諦めてプレスがまだそれほどきつくない位置からミドルを狙い始めました。正解だったのでしょう、それがいきなり当たって、水野がドカン。目の覚める一発でした。

そのあとも本田が同じ様な位置からグラウンダーの惜しいシュート。これでシリアはもっとシビアに本田をマークせなあかんと気付いたはずなのに、直後のコーナーキックで、ファーで本田をどフリーさせ、無駄な追加点を決められてしまいました。
なんというか...予選とはいえ、レベルが低すぎる。シリアの20番、目的の無いパスばかりしてたしね。

後半はどちらもぐだぐだで、なんぼカットしてもそれをキープ出来ず、またカットされまくり。最終予選前の予選とはいえ、もうちょっと矜持のあるプレーをしてくないかな、と。

口直しに先週のCL、バレンシアvsチェルシー戦を観る。

 

April 18, 2007 in football | | Comments (0) | TrackBack (2)

04/12/2007

カート・ヴォネガット。

カート・ヴォネガット死去。
昨年は『死よりも悪い運命』を拾い読みした。
あらためて『スローターハウス5』を読もう。
合掌。

 

April 12, 2007 in books | | Comments (0) | TrackBack (1)

04/09/2007

ほうほうの体、浦和5節。

浦和レッズホーム不敗記録云々より、内容。
息絶え絶えに逃げ切ったか。
磐田には完全に走り負けていたけど、ワシントンが不調なりにも精力的に走っていたので救われたような気分。トップが相変わらずキープできないのは本当に厳しいんだけど、気持ちの上でチーム全体を鼓舞できていたのはワシントンだったように思う。
彼なりに思うところもあるのだろうか。

磐田は全盛期のスタイル(コレクティヴじゃないという点で)とは違うけど、サイドのスピードが生きてますね。イメージに乗っている。
浦和はクリア後のボールをプレスに負けてほとんど生かし切れず、なんぼカウンター喰らえば気が済むんや? って、それが腹立たしい。プレスに負けてるっていうより、やっぱりスピードで負けていたのでしょうか。長谷部さえ振りきられていましたからね。この辺は達也の復帰が待ち遠しい限り。

這々の体で逃げ切ったゲームでしたが、ゴールポストに救われるのも地力といえば地力なんでしょうか。有無をいわせない勝ち方に焦がれます。

 

April 9, 2007 in reds | | Comments (0) | TrackBack (0)

04/06/2007

第5節を前に、策は?

明日はもうJリーグ第5節。浦和はグランパス、G大阪とは勝ち点ですでに4、得失点差は倍以上引き離されてます。悠長なことしてらんないぞ、という状況。いや、ゼロックス杯があれだったから、最初から悠長な気分じゃないってことはわかっているのだけど、あまりに不甲斐なさ過ぎて。
勝者のメンタリティのかけらもない。

第4節までを振り返ってみて、とにかく現スタメンのFW2人をどうにかしないことにはと思っても、他にいない、って。ワシントンはシュートの精度以前にまったくキープできなくなってしまいました。まわりが安心して預けることもできない。どうしたんだろうね、あの、足下のおぼつかなさ。永井はスピードこそあれ、一時期のキレがまったくないし、ドリブルももたない。がむしゃらさもない。この二人が変わらないことには、達也もセルヒオもまだしばらくかかりそうな現在、リーグAクラスを維持するのは無理。なんとか復調して喰らいついていってほしい。

前節いきなりしょぱなから4バックでいきましたが、それが生きたのは阿部のSB使いという局面のみ。それだってセットプレーからでした。流れのなかでは後半開始早々のおもしろいミドルがありましたが。
4枚というのは練習では相当練習しているのでしょうけど、ネネ、平川が故障している現状のコマで、熟成にはほど遠いし、ホリもウッチーもこれだけ出場時間が短いかかったら、試合勘も鈍るというもの。オジェックの采配にかかっているんだけど、そのオジェックがあれじゃあ...

それより、大分のトップ下が18歳。終了間際の同点につなげたとGK西川は今年21歳。
羨望。
西川の集中力はとんでもなかったね。

あともう1敗くらいしてもいいから(といっても、あとにつながる敗戦でなくちゃ)、もっと堂々としたゲームが観たい。

 

April 6, 2007 in reds | | Comments (0) | TrackBack (1)

04/04/2007

Sometimes It Snows in April

花冷えにしては寒い日でした。東京では雪が降ったのですね。

で、この季節になるといつも聴きたくなる曲がプリンスの  "Parade" のラストナンバー、"Sometimes It Snows in April"
美しい曲。

"Parade" は 傑作 "AROUND THE WORLD IN A DAY" と "Sign 'O' the Times" に挟まれた8作目、映画 "Under the Cherry Moon" のサントラ盤。この映画がボロボロに酷評されたように(僕は案外好きな映画なんだけど)、このアルバムもあまり評価されませんでしたが、最初のシングルカット "KISS" は全米1位になったようです。
とにかくグルーヴィーで、いいアルバム。80年代のアメリカって、この頃のプリンス以外、他に誰がいた? って思ってしまうような。

美しいけど、悲しい曲。

Sometimes it snows in April
Sometimes I feel so bad
Sometimes I wish that life was neverending
But all good things they say never last

冬が好きなので、もうちょっとこのまま寒かったらいいなと(笑)

 

April 4, 2007 in music | | Comments (0) | TrackBack (1)