ワトソンの真意?
ここまで耄碌したかジェームズ・ワトソン、の件。サンデー・タイムズの取材に対し、
「アフリカに対する見通しは、本質的に悲観している」
「すべての社会政策は、彼らの知性が我々と同等であるという事実に基づいて行われているが、あの土地で出てきた結果はすべて、これが真実ではないことを示している」
「黒人の従業員を雇う人々は、(人々は等しいということが)真実ではないと分かっている」
(→英博物館、DNA構造解明ワトソン博士の講演中止 差別発言で)
と発言、その後の批判の嵐にしょぼーんとうなだれ、謝罪発言の後、講演旅行を中止したってやつですが。
ちょっとデリケートな事件だったのでとりあえずスルーして、竹内久美子あたりのコメントがでてこないかなーと静観していました。いやー、さすがに竹内は発言しそうにないですよね? w
finalvent氏も例によって流す感じでネットに上がったエントリに対してコメントをさらっと、で終り。このまま忘れられていくのかな、と思っていたのですが、昨夕、404 Blog Not Found で「充分よければ、優劣はどうでもいい」が上がっていました。
が、あまりにセオリーな内容だったので、気抜け。だいたい、
私が言っておきたいのは、「人種差別が科学的に可能か否か」ではない。仮に可能だったとしても、人種差別をするか否か、なのだ。
なんて、書く必要あり? こんなファンダメンタルなことわり書きをわざわざ書くって、何か釈明しようとしているからとしか思えないような。
おまけに、
黒人が知性において劣るか否かは、反証されていないが証明もされていない。しかし、黒人--に限らず人間--が、社会生活を送るのに充分な知性を有することは、すでに証明されているのではないか。
私には、それで充分だ。
なんて。
知性には反証も証明もされるいわれはない。もしかして小飼弾氏が言いたかったのは「知能」のこと? 知性、って、それこそ各人の基準が認められるはずのもの。
っつうか、ワトソンも「知性」と言っているんですね...
ここは微妙なところなんだけど。
なんか、いろんな誤解が錯綜しているように思えてきた。
October 21, 2007 in news | Permalink | Comments (0) | TrackBack