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09/27/2007

ACL準決勝進出。

Jリーグ前節、田中達也を温存した横浜FM戦で相変わらず浦和らしい(強調)ピリッとしないのだけれども、横浜の決定力の無さに助けられながらなんとか6試合ぶりの完封で抑え、本当に強いと感じさせられたゲーム。
この、達也温存がいきなり効きました。

ACL準々決勝2戦目アウェイ戦、全北現代vs浦和レッズ。....これでアウェイ ? と笑いましたね。Jのアウェイでもサポの勢いにここまで差はつきませんぜ? 
ゴール裏のレッズサポーター、3,000人超。チャーター便を飛ばした時点でもう勝負はついていました。っつうか、全北現代のサポの少なさはどういうことなのでしょう。

キックオフ早々、平川のサイドチェンジを相手DFがクリアミス、それをポンテがかっさらってシュート、GKが弾いたところをあっぱれ達也、そこまで来ていたか! で先制。おいおい、まだ始まって3分だぜ? これからどう試合をコントロールする? できるのか? と思ったのですが、助かりました、アウェイゴール方式のゲームで先制された全北、先にメンタルコントロールできなくなってしまいました。

サウジアラビアの主審団はあからさまに浦和寄り、と思われても仕方ないほど全北のラフプレーにカードを出しまくり(イエロー7枚)で、前半20分過ぎにフィールドプレイヤーが早くも9人になってしまった全北に攻撃を組み立てる意志は霧消。個人技でなんとか局面を打開しようと強引なプレーを続けていましたが逆にファウルをとられる悪循環で、前半のうちに早くも勝負あったかな、の感。浦和もコミニュケーションミス、パスミスの連発でほめられたものじゃなかったけど。

後半開始、全北サポーター席から赤い発煙筒が焚かれて、おおー、チャンピオンズリーグやなあ...と改めて丁々発止のスリルを期待するも、先制している浦和は当然リスクを負った攻撃は仕掛けず、...っつうか、そうしているうちに相手DFの守備での危機感の欠如からか、ポンテのCKからオウンゴールを頂いて0-2で勝負あり。

キーマンだと叩き込まれていたのか案の定ポンテが倒されまくりでしたが、ほぼファウルをとってくれていたのでキレることもなく、浦和は終始クールなポゼッション。ほとんど格闘技状態の空中戦で闘莉王が口中を切って血だらけになっていましたが、気を鎮めようと苦笑いを繰り返すばかりだったのが印象的でした。
が、後半途中出場したワシントンのプレーまでスマートになっていたのは逆に気掛かり。故障の治療から戻ってきて以来、いつもの、どうみてもムリのあるワシントンらしいガツガツしたプレーが鳴りを潜めています。審判とやりあうことがなくなったのはいいのですが...
あけすけに書けることじゃないけど、全北現代は韓国人選手と外国人助っ人のメンタルコントロールの差がありすぎ。たとえば韓国代表はいつもチームとして熟成したイメージがあるのに、この差はなんなのでしょう。

来週の準決勝初戦(アウェイ)は、おそらく誰もが危惧していた通り、現在Kリーグトップの城西一和。また韓国、ですか。時差がないのはありがたいのですが、正念場、ですかね。

 

September 27, 2007 in reds | | Comments (2) | TrackBack (1)

09/24/2007

「ぼくには数字が風景に見える」ダニエル・タメット

π(パイ)の数字のなかでいちばん有名な部分は「ファインマン・ポイント」と呼ばれる、小数点以下762行から767行までの「・・・・999999・・・・」だ。この名は物理学者のリチャード・ファインマンにちなんでつけられた。ファインマンはπの数字を覚えるのが好きで、9が並んだこの場所まで覚え、最後にこう言って終ったのだ。「・・・・9(ナイン)9,9,9,9,9、その他いろいろ(and so on)」。ファインマン・ポイントの風景はとても美しい。紺色の光の分厚い縁取りが見える。(p207)

ぼくには数字が風景に見える」はサヴァン症候群で、アスペルガー症候群でもあるダニエル・タメットの手記。筆者は円周率22,500桁を諳んじ、10カ国語を話す。
下の絵は筆者に見える、πの小数点以下100桁までの風景。Photo_2

サヴァン症候群はダスティン・ホフマンの「レインマン」が公開されて世に知られるようになった。アスペルガーも脳の発達障害とされているけど、精神科医の山登敬之氏が解説で書いているように、脳の発達の仕方が大多数とは異なっている、という印象の方が強い。考えようによっては、アスペルガーと診断される人が普通で、大多数が障害者だ、ということもできる。たまたま社会は大多数の人が暮らしやすいようにできているからそうはならないのだけど。

数字だけに限らず、筆者には文字が色、形等、質感を伴う。

yoghurt(ヨーグルト)は黄色、video(ビデオ)は紫(もしかしたらviolet「紫」とつながっているのかもしれない)、gate(門)は緑。
(中略)
white(白)は青い色の言葉で、orange(オレンジ)は氷のように澄んで輝いている。four(4)は青い色の言葉だが、数字としては鋭いイメージだ。(p22)

なんとなく、ランボーの「地獄の一季」のなかの一節を思い出した。

 

September 24, 2007 in books | | Comments (0) | TrackBack (0)

09/23/2007

大沢伸一、インストアDJ GIGツアー@心斎橋。

アップル心斎橋での大沢伸一のDJに行ってきました。ここで演るのを観るのは3度目。明日は京都でKMF(Kyoto Music Festival 2007)があるのでそれにスケジュールを合わせてきたのでしょうか。

この26日に大沢くんの名義では初のアルバム "The One" がリリース。なんとこのアルバムの全曲が myspace にアップされています(9月25日まで)。シングル "Our Song"はすでにiTMSに。めちゃくちゃキャッチーな曲。よかったらぜひ。Osawa_2

YouTubeには2本アップしました。
ラストのニルヴァーナ "Smells like teen spirit" 〜ブラー "Song2" 〜 "Our Song" も撮りたかったのだけど、メモリが無くなりました(笑)

もう一本はこちら→SO @AppleStore#3

今年5月に心斎橋でやったときの記事はこちらで→大沢伸一@アップルストア心斎橋。

 

September 23, 2007 in music | | Comments (2) | TrackBack (1)

09/20/2007

嘘だと言ってよ、モウリーニョ。

呆気ない幕切れ。
激震、としか言いようが無い。絶句しました。

チェルシーFCの公式サイトでジョゼ・モウリーニョ監督の解任が発表されていました。チェルシーとは2004年のシーズンから2010年までの契約でしたが、先日のCLホーム戦で格下ローゼンボリと1-1で分けたのが決め手となったのでしょうか。
とはいっても今季、ホームではまだ無敗。が、勝ちきれないゲームが多かったのも確か。前節ブラックバーン戦でも圧倒的に攻め込んでいて印象としては2-0の完勝でもおかしくないゲームでしたが結局スコアレスドロー。苛立ちのつのるゲームが続いていましたね、確かに。

結局ランパード、テリーとの蜜月はわずかに3年。その間、リーグ優勝2回。カップ戦は3つか。稀代の策士には充分過ぎるほどの経歴でしょうか。案外、長期政権を獲るタイプではないのかもしれない。
2004年にFCポルトでUEFAチャンピオンズリーグを制覇してそのセレモニーに加わることもせず風のようにチェルシーにやって来たけど、また風のようにどこかに行くのですね。
モウリーニョらしい引き際、といえばいえるか。Jose2_2

モウリーニョほどの経歴の持ち主なら引く手あまただろうけど、どうするのだろう。
そういえば先日のEURO予選でいざこざを起こしてしまったポルトガル代表監督ルイス・フェリペ・スコラーリの任期は来年まで。
ゆっくり休養してから、....うーん、あり得るよな。

 

September 20, 2007 in chelsea | | Comments (0) | TrackBack (6)

完封できなくなって久しい浦和、この結果がどう転ぶのか。

ACL準々決勝ホーム戦、浦和レッズ2-1全北現代。
これはむちゃくちゃ楽しいゲームやなーとイケイケどんどんの気分で盛り上がったのですが....

あのタイミングで交代させるって、なんなんでしょうか。間が悪いというか何というか。ベンチの判断の甘さのおかげで、一辺に醒めてしまいましたよ。こぼれ球を拾おうと闘莉王と坪井があたふたしているその瞬間、達也に代わったウッチーはやっとハーフラインを越えてきたとこだったという醜態。あのボールを見合うような感じになって闘莉王も坪井もクリアしきれなかったことより、この交代の方が問題。
例によって味方DFに対して都築が激怒していましたが、その矛先はベンチであってこそ正しいシーンでした。
それ以前にポンテ→小野という不可解な交代もあったのだけど。

ワシントンは累積欠場、永井と田中達也の2トップ。全北現代のプレスはJよりゆるく、それほど引いてもこず、中央で速いパスがよくつながるなーと思っていた矢先、ポンテの素晴らしい個人技からサイドに駆け上がった達也へ、そして中央の永井へ鋭いクロス。
...この永井のトラップが素晴らしかった! ワントラップでボールを足下に落とせたことがすべてでしたね。そしてすでにエリア内に走り込んでいたポンテが相手DFを引き連れてラストパスを受けようと走る背後には広大なスペース。文句なし! 長谷部、しっかり決めてくれました。
達也のクロス、トラップを決めた永井、不振に喘ぎつつもスタメン獲り続けている長谷部のシュート、そのどれも素晴らしかったけど、もう、ポンテが一連のすべてを導いたともいえる先取点。

その後、相手のパスとシュートの精度の悪さ、プレスの甘さにも助けられ、浦和が終始ゲームを支配...するも、達也の独走も含めて3度の決定期をことごとく外す。達也の気合いの入れ方はよく分かるんだけど、やばいなー、下手したら下手するな、早すぎる先取点だったかとちょっとネガティヴな気分になったのですが、闘莉王、坪井がことごとくあたりまえのようにクリア。

後半に入ってからも趨勢は変わらず。啓太からのロングフィードがぴったり達也に合うも、DFを振り切れずエリア外からのシュートはGKに弾かれる。1対1になりそうな局面での翻弄する技術が欲しい....
と思っていたところで右サイド深いところから闘莉王の逆サイドへのロングフィードに達也が追い付き、ここからどうするのかと思ったら、闘莉王どこ走っていくのー! という間に達也はエリアに向かい、そこまで上がってきたか闘莉王! とのワンタッチ交換で2点目w
先日のスイス戦でもそうだったけど、なぜCBがそんなプレーをしなければいけないのか、というような。

久し振りに無失点試合になるかと力が入ったのですが、現代のパワープレーの前にロスタイム直前、ヤラれました。
アウェイゲームを決められたこの結果をどうとるか。
それは、すべて終らないと分からないよな。

 

September 20, 2007 in reds | | Comments (3) | TrackBack (4)

09/15/2007

さらさ富小路店、閉店。

Sarasa_2スロウ・カフェの 京都代表(と言ってもいいんじゃないか)、「さらさ」富小路店が9月17日でクローズ。詳細は分かりませんが、ビル自体の老朽化のために退店せざるを得なくなった、ということなのでしょうか。

富小路店、西陣店、かもがわカフェ、三条店、麩屋町のPAUSA、と5店舗を展開しているさらさですが、どの店舗もそれぞれに、その場所にとてもよく馴染んだ特徴がある中、最古参の富小路店が一番京都らしいレトロアンティークな雰囲気。漆喰の壁、黒光りする梁など、年季を感じさせてとてもなごんだ気分にさせてくれる内装でした。

この近くのcafe independants(カフェ・アンデパンダン)、京大近くの進々堂、もう無くなってしまったけど同志社近くのほんやら洞など、他に京都らしいユルいカフェは多いけど、オーガニック・カフェの先駆としての存在感は群を抜いていました。もう、ここのプレートランチは無敵ですね。
僕は、お昼を食べないときはいつもチャイなんだけど、これも美味しかった。

Sarasa_4 正確には移転、なわけで、11月に新京極からの筋(花遊小路)を入ったところに新店ができるそう。楽しみですね。

さらさ関連記事→さらさ5号店「PAUSA」

訂正:ほんやら洞(本店)は経営継続、ってことになったようですね。ヨカッタヨカッタ。

 

September 15, 2007 in cafe | | Comments (2) | TrackBack (0)

アフター・パーティーには、ダブを。

先日の世界陸上の打ち上げパーティー(アスリート限定?)が難波Hatchであったらしいのだけど、メインで回していたのがFPM(Fantastic Plastic Machine = 田中知之)。その時の模様がハニカムのブログでアップされていました。

日本人アスリートは皆無で、欧州、アフリカ、ジャマイカ中心だったらしいのだけど、ニルヴァーナをかけたとき、フランス人アスリートが狂喜する傍らで黒人アスリートのシラケ具合が相当だったらしい。なんでフランス人にニルヴァーナ? 祖国でカート・コバーンに関するスペシャルなイベントでもあったのでしょうかね。

そのかわり当然ジャマイカアスリート達のレゲエリクエストがうるさかったようで、FPMをサポートしていたDJが気を効かしてボブ・マーレイのリミックスをかけてくれたりしたらしいのですが、もっとマジなレゲエかけろ! とか、しつこかったようで(笑)

マジなレゲエ? ダブミックスをかけてくれ、ってことでしょうか。
そのリクエスト騒ぎの首謀者がなんと、世界陸上では3位に終ったものの、その数日後にイタリアで2年3ヶ月ぶりに世界新を更新した「最速男」、アサファ・パウエルらしい。

アスリートのアフター・パーティーの音楽には、ダブか。
なんか、いいよね。

September 15, 2007 in ネタ | | Comments (0) | TrackBack (3)

09/12/2007

見えてきたものースイス戦。

何がどう変わったのか一言で片付けられるものではないけど、こうも有機的なゲームになるとは。いろんな意味で面白いゲームだった。これがサッカーなんだよなー、としみじみ。
どこで何がどう変わるか予測がつかず。ただ、試合後のインタビューでオシムが「すべての偶然も、自分たちがサポートすることによって、幸運を自分たちの方に引っ張ることができる」と言ったのには、ほんまにそうだよなあ....と。走ること、プレスをかけること、リスクを負うこと、すべてに献身的になれば。

 

スイスの、チーム全員の組織的なプレス(中盤がめちゃめちゃタイトでボールをどこに出しても挟まれていた)に圧倒されて全然押し上げることができなかった前半と、4点を決めて逆転した後半の内容の違いがどこからくるものなのか、それがわからない。
ハーフタイムに日本がどうマークを外す動きを確認したのだろう? と考えたけど、中村俊輔はインタビューでハーフタイムに自分たちのやり方はこのままでいいと確認し、「(後半から)相手が落ちた」と言っていた。
それはもう明らかなんだけど、スイスが速い段階から飛ばし過ぎて疲れていたという感じではなかった。慢心はないだろうけど、早々に2-0としたことで個々の、さらにはチーム全体のメンタルコントロールが難しくなったことはあるだろう。
さらに、日本の右を席巻していた(加地をちんちんにしていた、とも言う)左SBのマニンが前半だけで交代したことで、日本が右でポゼッションできる余裕が生まれたということもあるかもしれない。
あと、多少荒かったけど、フルタイムにわたっての稲本の果敢なプレスが効いていましたね。

 

噂されていた山瀬トップ下は採用されず、巻のワントップで中盤左に松井が先発。前半からの積極的な突っかけが後半そうそうに実り、PKを獲得。
って、わざと引っ掛けさせるプレーでしたが(笑) うまいですね。
後半半ばで交代しましたが、一番何かが生まれそうな仕掛けをしていたし、一番走っていました。MOMは文句なしにこの松井。オシムが考えていなかった有効なオプションになりました。自分達で考えて判断しろ、というオシムの言葉が松井が入ることでやっと実際にできるようになったというのもちょっと問題だけど。

 

闘莉王の攻撃参加は今に始まったことじゃないけど、後半11分、自分で持ってあがって遠藤とのワンツーから飛び出してのシュート。相手GKのファインセーブになったものの、CBがやるようなプレーじゃないだろ。闘莉王、おまえってヤツは...

 

後半に結局松井→山岸、巻→矢野、遠藤→佐藤、俊輔→憲剛と交代していって逆転するも追い付かれ、またPK戦かと思われたロスタイム、代わった憲剛→山岸とつないで絶妙の折り返しを上がってきた憲剛がシュート、GKが弾いたところを矢野がスライディングボレー、で決着。両チームを通じてこの試合唯一の、流れからの得点でした。

 

松井というキーマンによってオシムの目指すものがはっきり見えてきたというのも皮肉なものだけど、序盤でのゲームへの入り方とか課題が明白になったという意味で有意義な大会になったのでは。

 

September 12, 2007 in football | | Comments (0) | TrackBack (1)

09/11/2007

U17決勝、U22サウジアラビア戦。

サッカー観戦続き。ハズレが多すぎるような気もするが、昨夜のU17W杯決勝、ナイジェリアvsスペインは面白かった。
ナイジェリアvsスペイン、なんて、めまいがしそうなカードなんだろう。ーフツーのサッカーファンにはそんな刷り込みがあるはずだ。いつだったろう、アメリカW杯での対戦だったか、それを観て以来、ナイジェリアのグリーンのユニフォームを見ると何かを期待せずにはいられない。

U17スペインの圧倒的な個人技。とくに身体の入れ方の絶妙さにナイジェリアが翻弄されること暫し。それプラス、ショートパスでのコレクティブな連携という部分で支配できていたのでこれはスペインが勝つかな、と思っていたのですが...
純粋に、身体能力だけを比べればその差は歴然。ナイジェリア、速い。競ったらぶっちぎりで勝つし。フツーに技術は持っているし、おまけにあのバネって、あり得ない。GKが脅威でしたねー。
というわけで個人技を駆使し速いパスを刻んで攻め上がるスペインと、ロングボール主体にバネを生かした組み立て(そんなんあるのか!)のナイジェリアという構図は拮抗したゲームに。とにかくどちらもGKが素晴らしかったので決定機は作れるものの(ナイジェリアには運もなかったかもしれません)、延長でも決着つかずスコアレスのままPK戦へ。もったいないなーとそこで観戦をやめて、今朝、3-0でナイジェリアが勝ったことをネットで知ったのでした。

しかし、それにしてもこれでU17って...

一方、いつになってもどんなチームを作ろうとしているのかその形が見えてこないU22反町ジャパンのアウェー、サウジ戦。高温多湿の中でのタフなゲーム。
水野が反町の思惑に嬉々として森島ワントップの下でシャドーを担うも、前半早々に破綻。案の定、反町は自分のミスを認め、後半からプレスの効く柏木で修正してきましたが...

とにかく平山を出すなと思い続けてきた念が実って(笑)森島のワントップとなりました(かなり期待した)が、暑さと湿度のせいか思いのほか守備で機能せずほとんどお山の大将と化してました。ボール奪取されて奪い返しに走ることは皆無といっていい。まあ、とにかく重い。
体格の割には足下が器用なプレイヤーだからポストプレーにも期待したのですが叶わず。明かにホームチームの気持ちが上回る展開でしたね。

収穫は堅牢といっていいDF陣の成熟がみられたことか。さすがにこの3枚(水本、青山、伊野波)の中に細貝の入る余地はなさげ。本田(拓)がちんちんにされ通しだったのが気になりますが、ほんとに水野が頼もしくなりました。
ただねー、インタビューで監督のことを「ソリさん」なんていうのはやめろよなー(笑)

September 11, 2007 in football | | Comments (0) | TrackBack (0)

09/08/2007

唯一の見モノは遠藤のPK、でいいのか?

Osima

 

3大陸トーナメント初戦、のオーストリア戦。オシムジャパンとして初の欧州遠征の相手としてはレベル低過ぎないかという懸念は当たり。ほとんど収穫なしのゲーム。

 

新しいスタジアムの柿落としだったけど、ピッチはぼこぼこ。相手にも同条件でしょうけど、足を取られて日本が目指すところのスピーディな細かいパス回しには厳しい条件。
さらにタックルが困難だったようで、見ていて下手に怪我しないかビクビクもの。欧州遠征はいいんだけど、とにかく全員(とくに闘莉王、田中達也、鈴木啓太)無事にかえってきてくれと願わずにはいられない遠征になってしまった感。


世界基準で見れば何の脅威もない達也と矢野の2トップには何も期待できず、2枚目からのシュートに期待するも不発。憲剛の気持ちのいいミドルを久々に見た気がするけど、GKほぼ正面。達也がいい動きしていて決定的なシュートもあったのですが...これがリーチの無さのせいだとは思わないでおこう。達也ならあれと同じシュートをいつか決めきれる時がくるだろう。
おそらく誰もが待望した松井のドリブルも(スピードはあったけど)重い感じでぶっちぎれず、今後の代表のオプションとして定着できるほどの動きは見せられず。


それにしてもいつになったら決定力の無さが言われなくなる日がくるのだろうかとしみじみ感じたゲーム。あれだけポゼッションでも組み立てにおいても支配していながらスコアレスドローに終わり、PK戦での敗戦に終わるってのはなんとも不思議なもの。


あえて挙げればMOMは文句なしに啓太。稲本の攻守に渡る働きが目立っていたようだけど、それは啓太の献身的な走りのおかげ。CBが守備で労することも無かった。素晴らしい。

(Illusutratorで描いた上のイラストはすべてマウス使用....ペンタブ欲しい)

 

September 8, 2007 in football | | Comments (0) | TrackBack (1)