ACL準決勝進出。
Jリーグ前節、田中達也を温存した横浜FM戦で相変わらず浦和らしい(強調)ピリッとしないのだけれども、横浜の決定力の無さに助けられながらなんとか6試合ぶりの完封で抑え、本当に強いと感じさせられたゲーム。
この、達也温存がいきなり効きました。
ACL準々決勝2戦目アウェイ戦、全北現代vs浦和レッズ。....これでアウェイ ? と笑いましたね。Jのアウェイでもサポの勢いにここまで差はつきませんぜ?
ゴール裏のレッズサポーター、3,000人超。チャーター便を飛ばした時点でもう勝負はついていました。っつうか、全北現代のサポの少なさはどういうことなのでしょう。
キックオフ早々、平川のサイドチェンジを相手DFがクリアミス、それをポンテがかっさらってシュート、GKが弾いたところをあっぱれ達也、そこまで来ていたか! で先制。おいおい、まだ始まって3分だぜ? これからどう試合をコントロールする? できるのか? と思ったのですが、助かりました、アウェイゴール方式のゲームで先制された全北、先にメンタルコントロールできなくなってしまいました。
サウジアラビアの主審団はあからさまに浦和寄り、と思われても仕方ないほど全北のラフプレーにカードを出しまくり(イエロー7枚)で、前半20分過ぎにフィールドプレイヤーが早くも9人になってしまった全北に攻撃を組み立てる意志は霧消。個人技でなんとか局面を打開しようと強引なプレーを続けていましたが逆にファウルをとられる悪循環で、前半のうちに早くも勝負あったかな、の感。浦和もコミニュケーションミス、パスミスの連発でほめられたものじゃなかったけど。
後半開始、全北サポーター席から赤い発煙筒が焚かれて、おおー、チャンピオンズリーグやなあ...と改めて丁々発止のスリルを期待するも、先制している浦和は当然リスクを負った攻撃は仕掛けず、...っつうか、そうしているうちに相手DFの守備での危機感の欠如からか、ポンテのCKからオウンゴールを頂いて0-2で勝負あり。
キーマンだと叩き込まれていたのか案の定ポンテが倒されまくりでしたが、ほぼファウルをとってくれていたのでキレることもなく、浦和は終始クールなポゼッション。ほとんど格闘技状態の空中戦で闘莉王が口中を切って血だらけになっていましたが、気を鎮めようと苦笑いを繰り返すばかりだったのが印象的でした。
が、後半途中出場したワシントンのプレーまでスマートになっていたのは逆に気掛かり。故障の治療から戻ってきて以来、いつもの、どうみてもムリのあるワシントンらしいガツガツしたプレーが鳴りを潜めています。審判とやりあうことがなくなったのはいいのですが...
あけすけに書けることじゃないけど、全北現代は韓国人選手と外国人助っ人のメンタルコントロールの差がありすぎ。たとえば韓国代表はいつもチームとして熟成したイメージがあるのに、この差はなんなのでしょう。
来週の準決勝初戦(アウェイ)は、おそらく誰もが危惧していた通り、現在Kリーグトップの城西一和。また韓国、ですか。時差がないのはありがたいのですが、正念場、ですかね。
September 27, 2007 in reds | Permalink | Comments (2) | TrackBack (1)